Kiss(キス) 4 月号 月と指先の間、5話 感想
※ネタバレ注意です※
アン先生の入院している部屋まで来た黒月さん。
しかし彼の本意が伝えられる前に、川藤さんも病室に来てしまって、黒月さんの気持ちがちゃんとアン先生に伝わらなくて残念でした。
真面目な黒月さんが仕事以外の用事で来ました、とは言わないとは思いますが、でも少しでも気持ちを話すことが出来たかもしれないのに！
彼の瞳に映るものを彼女はまだ知らない、なんてモノローグも意味深で、この二人の関係がどうなっていくのか本当に気になってしまいました。
さて、手術中にアン先生が見ていた女子中学生だった頃の思い出、なんだか切なくなってしまいました。
叶わなくってとても悲しい、悔しい思い出でもあるでしょうに、しかしとても大事な、大切な思い出なんだと思いました。
特に少女漫画家にとっては、かけがえのない記憶だと思います。
その手術から数日後、実家に帰ったアン先生を追って会いに行った黒月さん、彼は意外と行動力があるな、と思いました。
急に先生の家を夜に訪れた時もそうでしたが、実家にも先生を追って行って、やっぱりアン先生に対して彼が確かな気持ちを持っているんじゃないかと思ってしまいました。
そしてそんな彼が目の前に現れて、もう驚かなくなってしまったアン先生の中にも、ちょっと可能性があるんじゃないでしょうか。
一緒に歩くときに、自然につかまる腕を差し出してあげた黒月さんと、それに素直につかまるアン先生、お似合いだと思うんですけどね。
しかし今回の話の最後、川藤さんが黒月さんを捕まえて、「俺の女に手だすなよ」と言ったのは、本当に驚きました！
川藤さん、家庭があるじゃない！！ と思いつつ、いやでも付き合っているのは間違いないんだな、とか、確かに病室でも鉢合わせして、実家に行ったという話も聞けば、焦るかもしれないな、とも思ってしまいましたが。
そしてアン先生には、川藤さんのような頼れる人の存在が必要なのだから、とも思いつつ、川藤さんと黒月さんが向き合っているところで今回は終わってしまったので、この後ふたりがどうなるのか心配です。
ちなみに今回の漫画作成話は、カラー原稿でした。
カラー原稿って難しいんだな・・・、プロの人でも気を使って作成する必要があるから、アン先生が鬱になるという気持ちもよく分かる気がしました！
川藤さんと黒月さんの話し合いの行方と、次回の漫画作成話など、次回がとても気になります！
