海街diary、7巻 あの日の青空 感想
※ネタバレ注意です※
幸田家の4姉妹は、末の妹すずと長女のさち、次女のよしの、三女のちかとは母親が違います。
すずの父親は、不倫をしていたすずの母親とでていき姉の母親と別れたのでした。
13年以上お互いに顔を合わすことなく生活していたのですが、すずの母親と4姉妹の父親が亡くなり、三姉妹はすずを鎌倉の自分たちの家へ迎えます。
2016年1月に出版されたこのシリーズの第7巻の「あの日の青空」では、
さち、よしの、ちか、すずの4姉妹それぞれに変化が見られます。
さちは看護婦、よしのは銀行員としての働く中での悩みや葛藤に加えて、今まで気になっていたり静かに交流をしていた男性たちと少しずづですが新しい一歩に踏み出し、恋が始まる様子が描かれています。
すずは中学三年生。
サッカーの仲間たちに囲まれて、とても充実した毎日をおくっているのですが、今後の進路に頭を悩ませます。
すずは、地元のサッカークラブでエースをはる女の子です。
現在姉たちと住んでいる鎌倉の土地から離れ、サッカーの特待生として県外の高校から推薦の話が来ているのでした。
まわりの家族やみんなは、すずがお金のことやエースとして続けていくことができるのか悩んているのだろうと暖かく見守っているのですが、
ボーイフレンドの風太は、すずがやっと姉たちとの生活の中で自分の場所をみつけたのにそこから離れるのがこわいんじゃないか?と問いかけます。
すずにとって風太の存在がどんどん大きくなっていく過程は見ていて甘酸っぱい気持ちになります。
そして、3女のちかが7巻ではいつもと違う様子をみせます。
いつも明るくあけっけらかんとしていて幸田家のムードメーカーのちかですが、なぜか影がさしている様子・・・。
物語の最中はずっとちかに何が起きているのか気になります。