Kiss(キス) 2 月号 月と指先の間、4話 感想
※ネタバレ注意です※
アン先生のプライベートに「幻滅した」と言い切ったのに、その夜にアン先生の自宅に現れた黒月編集長。
黒月さんがアン先生に何か言おうとした、というところから今回はスタートです。
しかし黒月さんがしゃべるその直前に、アン先生の飼い犬の悲鳴が部屋の奥から聞こえます!
プードルのドリーが興奮しすぎて脱臼してしまい、救急病院へいくことに。
そこへ何故か黒月さんもついてきて、もう一匹の飼い犬シロップくんを抱っこしていてくれたりします。
意外にも小型犬の扱いに慣れていた黒月さん。
今までのキャラとは違う一面が見れて面白かったです。
さて、ドリーの脱臼は大丈夫でしたが、その後、黒月さんがアン先生の旦那さんに間違われてしまったりと、アン先生の気持ちを乱します。
黒月さんの行動が頭から離れなくなってしまい、集中できず、おかげでネームも進まなくなってしまいます。
その後ネームはどうにかしましたが、また動物病院に付き添ってくれたりする黒月さんの行動に、完全に振り回されているアン先生。
影響受けすぎ・意識しすぎ、な感じもしますが、アン先生は少女漫画脳だから気にしないでね、なんて注意をジョルジョがするので、彼女には普通の事なのかもしれません。
しかしやっぱり気にしすぎに感じます!
つまり恋愛に関係するんじゃないかしら!?と考えてしまうのですが、そう単純ではないのかもしれませんね。
さて今回の漫画家ならでは、のぶっちゃけたお話は、アシスタント料など経費の話でした。
細かくいくらかかると出ていて、こんなに暴露しちゃっていいの?と思ってしまいました。そこが面白い!
こんな風なお金の流れになっていたのか、と納得し、そしてアン先生がメディア化にこだわっていたことも良く分かりました。
そして嬉しいことに、年末の表紙の話やサイン会などが決まり、アン先生の作品を推していこうと編集部からの連絡があったのですが、なんとアン先生はお腹が痛くなってしまい、今度は先生自身が救急病院へ行くことになってしまいました。
入院し、手術することになってしまいます。
お仕事も当然休むことになるので、表紙の件もサイン会の件もキャンセルになってしまいました。
仕事の件で話すと冷静な黒月さんの対応が、冷たく感じてしまいます。
もちろん何も間違っていないのですが、ドリーの時みたいに優しくしてほしい、と思ってしまいました。
アン先生自身も、手術で不安になってしまいます。
身の回りのことはアシスタントの方々が助けてくれて、そしてみんながいる時には強気に振る舞っていられましたが、ひとりになると寂しくて不安でたまらくなってしまいます。
心細くなって震えているところに、なんと黒月さんが現れます。
「校了中だったからと遅れました」という彼に、これが何かに発展するのかしら??と期待しそうな流れですが、
そこに「そこに何しにきたんですか?」と、「編集長としてきた、というなら帰ってください」と言いきるアン先生。
なんでそんなこと言うの!? 不安だからでしょうか??
黒月さんが嫌な気持ちになるんじゃ?と心配な一方、まだ黒月さんの性格もしっかりはわからないですし、今後の展開が想像できない!というところで今回は終わりました。
次回が本当に気になります!