Kiss(キス) 1 月号 海月姫、80話 感想
※ネタバレ注意です※
修さんからプロポーズされた月海。
真面目な修さんを前にして、喜ぶか、と思いきや、自分のお嫁さん姿がまったく思い浮かばず、取り乱して修さんの前から逃げ帰ってしまいます。
そして天水館まで戻ってきて「けっこん」と口走っていたら、まややとばんばさんに聞かれて、結果的に蔵之介に修からのプロポーズを気づかれてしまいます。
蔵之介は笑って済ませてしまいますが、きっと腹の中ではいろいろな気持ちが渦巻いていますよね。
でも蔵之介の笑顔を見てほっとする月海。というか、ほっとしている場合じゃないですけど!
一方、月海に逃げられた修さんは、運転手の花森さんに月海にプロポーズしたことを報告してしまいます。
返事は先延ばしで、一度持ち帰ってからということではありますが、修さんもショックを隠せない様子です。
修さんの、水族館でした方がよかったかもしれないけれど、水族館だとクラゲに夢中で月海は話を聞いてくれないだろう、という言葉が、なんとも悲しい気がしてしまいました。
どっちにしても成功しなかったかもしれませんね。
さて花森さんはプロポーズのことを口止めされましたが、もちろんそれをお喋りな叔父さんに漏らしてしまいます。
さすがです、彼らしい。
これが今後どうつながるのでしょうか。ちょっと怖いです。
さて月海ですが、プロポーズされて嬉しいという気持ちよりも、どうしようという気持ちの方が大きいようです。
修さんが好きだったはずなのに、プロポーズされて困ってしまっています。
どうしても自分の結婚する姿が想像できない、クラゲのような素敵なウェディングドレスも、蔵之介が着るドレスでしか思い描けない。
そんな自分を卑下してクラゲ図鑑を見ているうちに、面白いものを見つけます!
何を見つけたのかは蔵之介と同じものなので、蔵之介がその頃何をしていたのかを先に!
兄がプロポーズをしたタイミングが、jellyfishがうまくいっていない今この時期だったことに不快感を持っている蔵之介は、クララに餌を上げたりしています。
気持ちを紛らわしているようにも見えますね。
そこでみんなとしゃべっているうちに、クラゲの生体の話題になり、ジジ様が詳しく調べてみると、クラゲが環境の変化によって体の形を変えて成長するということ、それを変態ということを知って盛り上がります。
その「変態」という言葉と、そしてクラゲに成長することで浮遊生活を始める、ということを天水館のみんなに重ね合わせているうちに蔵之介はひとつ思いつきます。と、自室にいた月海も同じことを考えたのです!
つまり、クラゲの変態を女の子の成長と重ね合わせて、それをジェリーフィッシュのコンセプトとしたいということです!
メタモルフォーゼ!いいじゃないですか!!
月海が女の子達にいろんな時に来てほしいと思っていたことを、実現していけるコンセプトではないでしょうか!
決意の表情の月海と結婚なんてしている場合じゃねぇぞという蔵之介の声で、今回は終わりです。
この後はどうなっていくのでしょうか!とても楽しみです!