Kiss(キス) 1 月号 パーフェクトワールド、13話 感想
※ネタバレ注意です※
無理を言って是枝の車に乗せてもらって東京に帰ってきたつぐみは、是枝と一緒に鮎川の病院へ駆けつけます。
病室へ行ってみると、眠っていましたがやっと鮎川の顔を見ることができました。
ちなみに病室は看護師の長沢さんもいて、鮎川が寝ている間に一度荷物を取りに彼の家へ戻というので、是枝が車で送っていくことになりました。
その車内で長沢は鮎川を支える気持ちを是枝に話しています。
最終的に、つぐみへも鮎川への気持ちをしっかりと話します。
長沢さんは鮎川の看護をずっと担当していることもあって、彼への想いも強いですが、その上でつぐみの介護に対する現実の認識の甘さに苛立っていたようです。
確かにただお互いの好きという気持ちだけでは、鮎川の重い障害は乗り越えられるレベルではないようです。
例えば、夜になって熱が下がらず、排便がないことが一因かもしれないということで、摘便をすることになった時に、自分でやるという鮎川にはもう体力がなく、しょうがなく長沢さんがすることになります。
その場の勢いでつぐみも自分がやる、と言いますが、鮎川からは拒否され部屋を出て行ってほしいと言われてしまいます。
つぐみはやっと介護という状況を理解すると同時に、鮎川を守っている長沢さんに対して嫉妬している自分に気づきます。
つぐみは困惑し、そして自分の無力さを実感します・・・。
確かに何もできないですが、介護をしたこともない女の子に、この現実はきっと思った以上に辛かったと思います。
そして、つぐみ自身もまだ怪我が残っていて松葉杖をもって歩いているくらいですし、鮎川との恋愛が現実的ではないと周りがみな止めるのもよく分かります。
鮎川の方も、自分の無力さとつぐみに対する気持ちの間で思い悩んでいるみたいです。
是枝の方がつぐみにとって役に立っているとか、強い言葉でつぐみを部屋から出したことなど、思い出しながら自分を不甲斐なく感じているようです。
確かに、自分の無力さを自覚してどうすればいいのか分からなくなったつぐみは是枝に当たりちらし、そして号泣。
それでもそばには是枝がついてくれていて、結局彼に支えてもらっている状況です。
是枝はつぐみの鮎川への気持ちを全てわかっている上で、支えていてくれているわけです。
そしてつぐみにもう一度、自分の気持ちをしっかり伝えました。
つぐみがこの後どうすればいいのか全く分からなくなる中、頼れるのは是枝になってしまっている状況で、今回は終了です!
つぐみの気持ち、鮎川の気持ち、そして長沢と是枝の気持ちも含めて、今後どうなるのでしょうか。
とても気になります!