Betsucomi(ベツコミ) 12 月号 クイーンズ・クオリティ、5話 感想
※ネタバレ注意です※
黒いクイーンとなってしまった文は醜い林先生に制裁を加えます。
苦しいから許して欲しいと訴える林先生を更に追い詰め、自らハサミで目を刺すように言い渡します。
もう少しで実行されそうなとき、玖太郎がやってきて、黒いクイーンの中に埋もれていた文に呼びかけます。
「戻って来い文。」
その声は届き、「かえらなくちゃ、玖太郎様が待ってる。」と帰ってきた文でした。
しかし、これらは、文の中の真のクイーンを誕生させる通過儀礼に過ぎず、心の中の闇を見据える勇気を持つ者だけがその資格があると気を引き締める堀北家の面々でした。
一方、文は一時でも黒いクイーンになってしまった自分のことを玖太郎が怖がったり、気持ち悪がったりしているのではないかと不安でたまりません。
しかし玖太郎は「こわくない、おまえは普通の女の子だ。」と、この先もずっと一緒に進んでいくことを密かに誓うのでした。
よかったぁ。ちゃんと文が帰って来られて。
黒いクイーンが林先生に「おまえのしたことはひどくないのか、おまえがゴミのように見下し、尊厳を踏みにじったあの娘はおまえよりも苦しんでいないとでもいうのか。」と言ったときは「よく言った!」と思いましたけど・・・、
ハサミで目を刺せ。というのはやりすぎ!!
ホントによかったわ、玖太郎が間に合って。
もし、間に合わなくてやってしまった後に文が帰ってきたら、また自責の念でものすごく苦しむに決まっていますものね。
間に合ったのも、黒いクイーンを撃退したのも、玖太郎の文への愛ゆえの行動です。
黒いクイーンの前での自己紹介「堀北玖太郎、玄武の掃除屋、文の逑(つれあい)だ。」ですからね!
「つれあい」って夫婦的な意味ですよね?
それにしても、黒いクイーンはあれだけ女王様発言だったのに、今にも消えそうになった時には「あたしまたきえちゃう。」「あたしの存在無視して文ばっかり。」と言ってました。
黒いクイーンも実は普通の女の子の心を持っているのかも・・・。
とすると、これは文が多重人格ってこと?
で、玖太郎の愛で人格が統合して、治って行くというお話(医療ドラマみたい)なのでしょうか?
いやいや、それでは「ムシ遣い」アタルの存在の意味がなくなっちゃっいますってば!
来月はこの両者の攻防がどうなっていくのか?
玖太郎の文への愛?アタルの黒いクイーンへの愛?
勝つのはどっちだ?!