Nemuki+(ネムキプラス) 2015年 11 月号 ホーンテッド・キャンパス、7話 感想
※ネタバレ注意です※
桑山君のお友達、山岸君からの相談から、今回のお話は始まります。
大学は光桐学院に行った山岸君ですが、なぜか外見からは想像つかないテニスのサークルに入ったそうで、そのサークルの仲間とよくいく居酒屋で幽霊が見える、というのです。
ただ、その居酒屋、幽霊居酒屋とそのサークルでは有名らしく、みんな気にしていない様子。
そして、山岸君はそのサークルにはあんまり馴染んでいないように見えます。
さて相談されたオカ研の面々は、その居酒屋に皆で行くと、そこに霊がいるのはわかしますが、しっかりと姿をみることはできません。
やっぱり山岸君にしかみえないんです。
おかしいといえば、この居酒屋、山岸君のサークルの人たちがみんなでよく行く割に、安くもないし美味しくもない、なぜ何回も行くのかが分からないというお店でした。
これもナゾな点ですが、あとで答えは分かります。
さて次の日、居酒屋にいたはずの幽霊がなんと山岸君についてきてしまいました。
お店についていたのが山岸君に完全に憑いちゃったじゃないですか。
しかし、山岸君もそこまで怖がっている様子でもないですね。
テニスサークルでも浮いている山岸君にシンパシーを感じてついてきたのか、または楽しそうにしているのが羨ましかったのかと、考えた末、その幽霊も含めた飲み会を決行します。
今度はオカルト研究会の行きつけの店にみんなで行ってみました。
途中で会った結花ちゃんと璃子ちゃんも一緒になって、飲み会の後はボーリングとカラオケで、始発が走るまで楽しむと、幽霊は成仏はしなかったものの、山岸君はさらに親近感がわいて、怖くなくなったみたいです。
しかし次の日、山岸君のことを幽霊がじっと見ているのでそれについていくと、幽霊の心残りだったUSBの場所まで連れて行かれました。
山岸君は、幽霊がそれを処分してほしいと思っていると考えて、踏み潰しました。
するとすーっと幽霊は消えてしまいました。成仏したようですね。ちょっとさみしそうな山岸君。
山岸君と幽霊の境遇が似ていて波長が合ったから見えたのだとしても、その後の幽霊に対する気持ちや行動が、幽霊の信頼を得て気持ちが通じたからこそ、幽霊は山岸君に頼むことにしたんでしょうね。
ちなみに、テニスサークルの人達が話していた幽霊は、全く別の意味で、あの居酒屋でバイトしていて、飲みに使わないといけない上に、先輩が一緒に飲み食いした分も払うことになるので、「幽霊」という隠語を使っていた、ということでした。
山岸君には教えてもらっていなかったのですね、馴染めていないことがわかります。
幽霊の一件で、山崎君はテニスサークルに自分の居場所はないということがよく分かり、サークルをやめることにしました。
残念ですが、それが一番いいと思いますね。
無理してまで、そこにいる必要はないですよ、山岸君!
さて、一件落着して、日にちはもうクリスマスも終わった年末です。
八神くんはこよみさんイルミネーションがきれいな並木通りを通って一緒に帰ることになります。
良い雰囲気で歩いていく、この二人の関係も、来年はどうなるのでしょうか。
次回も気になりますね!