Nemuki+(ネムキプラス) 2016年 01 月号 伊集院月丸の残念な霊能稼業、幻の鐘 感想
※ネタバレ注意です※
今回は、とうとうみちる(自称・伊集院月丸)が大活躍!・・・というわけにはいかずに、悲しくて悔しい思いをするお話でした!
黒田先生は彼がどれくらい成長したのか確認しようかと、ちょっと軽い気持ちで、雪女の伝説が残る東北の地方の女の子からの相談をみちるにふりました。
お目付け役にエロひげをつれて、お仕事です!
今回の相談は、ちょっと気難しそうな依頼人の女の子・雪美さんは、最近ずっと同じ夢を見るということでした。
雪女が自分の子供を探している悲しい夢で、彼女自身もおじいちゃんと暮らしていることもあって、その雪女を自分のお母さんと重ねて見てしまっていたのかもしれません。
彼女が川で手に入れた金属の丸い球(竜の玉というそうです!カッコイイ!)から霊視してみると、雪女がどうして子供を探しているのか分かった代わりに、深く入り込みすぎて雪美さんの意識が戻らなくなってしまいます。
報酬も自分のものだと思って張り切っていたみちるですが、ちょっと甘く考えていたのかもしれません。
または、彼女がこんなに雪女の気持ちに感化されるとは思っていなかったんだと思います。
どちらにしても、まだ経験が足りないんだということが自分にも他人にも分かってしまいました。
すぐさま黒田を呼び、雪美さんの方は助けてあげられたのですが、すぐ対処できるなら最初から黒田さんがきてくれればよかった、弟子の腕試しになんか使うなと怒る、依頼人のおじいちゃん。
おじいちゃんの言うことはもっともですよね。
相談したのに実験に使われるなんて、正直いい気持ちはしないですよね。
落ち込むみちるですが、黒田は自分が謝って、みちるを怒ることなく、なんなく対処してくれてしまいました。
自尊心などいろいろ傷ついちゃいますよね・・・。
プライドもボロボロだし、名誉挽回のタイミングもないし。
しかしみちるは、黒田に言われてしょんぼりして何もできなくなってしまうとかではなく、あの金属の球を持って、自分がどうにかする!と走り出してしまいます。
落ち込みすぎて何もできなくなるよりは良かったです。
そんなみちるの元に鬼姫様が助けに来てくれます。鬼姫様やさしい!甘いともいうのかもしれませんが。
鬼姫様やさしい!甘いともいうのかもしれませんが。
泣いてしまってぐちゃぐちゃのみちるから、竜の玉をとって鬼姫様が霊気を吹きかけると、金属球は元の鐘の形に蘇りました。
力技でしたけど、すごくカッコイイ!さすが鬼姫様です!
その鐘を必死で打つみちる。
ちゃんと108回打って、鐘自体と子を探す雪女、そして影響を受けた雪美ちゃんの気持を浄化していったところに感動しました。
108回鐘を打つのは大変だったでしょうが、見事に煩悩を消し去ることができたのは、みちるの成長の証だと思いました。
この方法は、黒田じゃできないですよね、みちるだからこそできた方法だと思います。
最後に一応黒田にもねぎらってもらえましたし、まだまだ実力の足りないみちるですが、それでも今回は成長できたのではないでしょうか?
次回の活躍も楽しみです!