魔法使いの嫁、4巻 感想
※ネタバレ注意です※
人外×少女の異色ラブストーリー4巻です。
チセは自分の杖を作るために一人で「竜の巣」を訪れました。
そこで、リンデルから昔のエリアスの話を聞くことになります。
エリアスがどこからきたのか、エリアスは人間なのか人間じゃないのか、詳しいことは分からないままですが、一つだけ分かったことがあります。
エリアスは人間を食べたことがあるかもしれないという漠然とした過去。
それ故にあのような形で生きているのか、それは物語のメインファクターなのでまだまだ不明です。
チセはその話を聞いても、なおエリアスのことを嫌いになりません。
むしろ、そうだったとしても何も怖くないという強い結びつきを確信することになりました。
自分を家族と呼んでくれたエリアス傍にいたい。
その純粋な思いが強くなったチセは、杖が出来るとすぐに彼のもとに飛んでいきました。
エリアスが彼女をギュッとするところ、胸がキュンキュンしました!
絶対エリアスはチセを好きになってきている!
早くラブが発展すればいいのにーとモヤモヤしつつも、4巻ではこれ以上はラブ要素はありませんでした。
十分満足できましたけどね!
ただ、「君がいない間とても寒く感じた。」「この感情をなんと呼ぶのかな」とチセに聞きます。
それは好きってことだよ!と私は言いたかったのですが、チセは「さみしい」と教えてあげました。
確かに。さみしいでも間違ってないけど。
好きって教えたらよかったのに。
ちょっぴり残念です。
この巻ではもう一つ重要は発展がありました。
チセの学校についてです。
学校に行かず、エリアスの傍にいることを選ぶチセに、「それは甘えだ」と指摘され、チセも気にしていたところでしたが、
更に「このままではだめになる」と不吉な話も出てきました。
学校に行くことになったらますますラブの発展が遠のくのでは・・・と心配ですが、その話は次巻に持ち越しとなります。
5巻が待ち遠しい!早く読みたいです。