東京タラレバ娘、3巻 感想
※ネタバレ注意です※
30代崖っぷちアラサー女達の恋愛迷路がより複雑になってきた第3巻です。
一度は若い女の子の脚本家に仕事を奪われた倫子に、チャンスが舞い込みます。
脚本をまかせていた娘が入院したから3話目以降のピンチヒッターで脚本を書いてくれと頼まれた倫子は、今まで自分の書いてきたラブコメものと似ても似つかないデスゲーム物である事を知り苦悩します。
何かと突っかかって来る、主演のモデルに「このピンチをチャンスに変えてみせる」と豪語しますが「あんたらの歳だとチャンスがピンチになる」と言われ泥沼の展開になっていきます。
このモデルの男、すごく口が悪いのですが、良い男で憎めないんですよね。
結局倫子に言っている事は正論で間違っていませんし。
一方その頃、倫子の友達である香は元彼と身体だけの関係を続け・・・、本命が帰ってきた途端に部屋から追い出されてしまい、セカンドで遊びの女扱いの自分に呆然とします。
そして不倫関係を続けている小雪は不倫相手が入院した先にお見舞いに行き、そこで姉の言動を聞き不振に思います。
奥さんの名前でフェイスブックをのぞくと別居していると言っていた奥さんは2人目出産の為に里帰りをしていただけでした。
ひどい男と知りながら好きだと言われ、離れられない小雪にもどかしさを感じます。
そんな友達の悲劇の影で脚本の参考作品を探しにTUTAYAにきた倫子はそこでイケメンのバーの店長と運命的な出会いをするのでした。
良い男と出会えてウキウキの倫子、ところが事務所に帰ってくると自分の弟子のマミちゃんが書いた脚本でいくと言われ呆気にとられます。
自分の書いたものより圧倒的に面白い脚本を見てしまった倫子はバーの店長を好きになろう、仕事から逃げてしまおうと、バーの店長の元へと向かってしまうのでした。
アラサー女の旅路はどこに向かってしまうのか・・・、続きが楽しみです。