※ネタバレ注意です※
リコに「あたしは小笠原さんが好きなんだから」と言われたことを思い出し、ニヤニヤ、鼻歌を歌いながら河原で釣りをするアキ。
そこにたまたま心也が通りかかりました。
「知らない人が見たら完全に変質者ですよ」。
心也はそんなことをいいながらもアキを見ています。
さっきのアキの鼻歌を思い出しながら、心也も鼻歌を歌ってしまいます。
アキは突然立ち上がり、心也を引っぱって自分の部屋へ連れて行き、心也の鼻歌を曲に仕上げはじめます。
自分が思ったものとは別のアレンジがされていくことに心也は「これはもう僕の曲じゃない」と言い放つのでした。
アキの部屋に急に訪れた高城さん。
おもむろに心也の車にあった、アキがリコに贈った曲をかけ、驚くアキに「この曲使ったら、サウンドクリエーターとしての心也、殺しちゃうけど」と言うのでした。
一方心也は曲作りを進めようとするのですが、アキのアレンジが頭から離れずにリコに電話します。
リコとの普通の会話に笑わされた心也は、アキのアレンジを素直に認め、使うことに決めるのでした。
それを知ったアキも、心也は自分の曲が好きなんだと初めて気がつくことになるのでした。
そんな時、瞬のお父さんが倒れてしまいます。
翌日のライブのために愛媛にいる瞬は駆けつけたいのとクリプレの間で悩んでいると、アキから電話がかかってきます。
アキは瞬のお父さんのところに駆けつけ、瞬のお母さんと一緒に症状を医師から聞きます。
腫瘍があり、今夜どうなるかわからない状況、それをアキは瞬に電話で告げます。
お父さんの元に瞬が来ても面会謝絶だから会えない、でもクリプレのライブは瞬がいなくちゃ幕が上がらない」という秋に、「俺はアキと一緒にバンドやるのがただ楽しくて、それだけだったから、アキのいないバンドでなんでボーカルやってんだろ」とつぶやく瞬。
それでも父親の元ヘは行かないという瞬の元に自分が行くというアキ。
心也も瞬もいろいろな不安やしがらみを抱え、それでも音楽に打ち込んでく姿が痛々しくもあり、美しくもあります。
瞬とアキの友情の深さもとても素敵でした。