別冊花とゆめ 6 月号 桜の花の紅茶王子、40話 感想
※ネタバレ注意です※
ジョルジと一緒に過ごせる最後の日、最後の時、クリスマスパーティが始まり、何も知らない吉乃の楽しそうな顔に切なくなってしまいました・・・。
あのフルーツはティーパンチを作るためのものだったのですね。
吉乃に作ってもらうこともサクラは決めていたから、「最後に いいとこ見せたいだろ」という言葉だったのか・・・!
包丁に不慣れな吉乃でも作れるものを、とサクラは考えてくれてたのでしょうね ^_^。
「こういうの楽しいな、初詣も みんなでいこうね」
この言葉で ますます切なくなりました・・・ ;_;
直後に、ジョルジは三つ目の願いごとを叶えると聞くことになった吉乃ですが、このメンバーでの楽しい時間は、これからも まだまだ続くと、そう信じて疑わないのですよね。
みんなは知っていたのに自分だけ知らなかった、その事を知った時の吉乃を見ていると、やっぱり余計にツラいのでは・・・と思いましたが、すぐに落ち着いて奈緒の気持ちを優先してくれていたように感じます。
止めたのがサクラだったということも、必要なことだったんでしょうね。
奈緒の最後の願いごとで、またモメ始めるところが2人らしいなぁなんて思っちゃいました!*^▽^*
適当なんかではないけれど、「雪ふらして」「見たいから」だけでは、ジョルジとしては納得できなかったのですね。
おまけの夜間飛行!!!スゴイ経験!!!・・・でも たしかに寒そう!^_^;
サクラが借りていた あのお金が、あのシロクマの ぬいぐるみを買うためのものだったと分かった時は、すごく嬉しくなりました。
奈緒が欲しがっていたものをクリスマスプレゼントだなんて、カッコイイことしますね ^▽^。
サクラ経由の斉藤さんのお金ですが・・・(笑)
ジョルジは“ささやか”か どうかは関係なく、奈緒が喜ぶことを少しでも多く叶えようとしてくれたのかなぁと思いました。
夜間飛行の一番の目的は、「結局他人のため」ばかりの奈緒のため、雪を見て笑っている人の顔を見せてあげることだったんですよね?
バンジージャンプは ちょっと悪戯心っぽかったですし *≧▽≦*
実際 言ってたとしても、いきなりは勘弁して欲しいでしょうに(笑)
奈緒のことを「でも 一番のご主人様だよ」と言ったジョルジの気持ちは きっと一つも嘘はない言葉で、だけど信じてくれない奈緒に「じゃあ 一番 友達思いなご主人様」と言い直していましたが、最初の“一番”という言葉には“好き”という意味があるのかなぁ・・・と思いました。
それを分かって、奈緒は信じなかったんじゃなく、笑って さよならするため、ジョルジの言葉を言い換えさせたのかなぁ、なんて・・・。
これから紅茶王子として人を幸せにしていくジョルジのために“一番”を受け取らなかったのかなぁ、なんて。
本当に“一番”が“好き”という意味だとしても、人としてか 友情としてか 恋としてなのか、分かりませんが。
サクラに「きみも頑張って」とジョルジが言っていますし、2人の間には淡いかもしれないけど恋心があったのかなぁ・・・。
手を繋ぎ、奈緒の「一生忘れない」という言葉は とても切ないのに、2人は笑っていましたね ^_^。
空中飛行を終えた奈緒を迎えた吉乃は、ただ何が最後の願いだったのか、それだけを尋ねていて、優しいなぁと感じました。
ジョルジとの別れは悲しいはずなのに涙を堪える杏梨ちゃんと、本当に笑いながら迎えた奈緒とジョルジの別れを見て、立ち去る奈緒を追いかけたりはしなかった吉乃。
2人とも奈緒が一番ツラいことを分かって、優しい対応をしてくれたのですよね。
でも一人では泣かせたくない、そんな吉乃の思いに応えてくれたのは健太でしたが、これって吉乃のためというよりも、奈緒のためだと思いました。
というよりも、吉乃が言わなくても健太は追いかけてくれただろうなぁ・・・と。
「任して」と吉乃に伝えるところから、健太が いい男すぎてドキドキします!!!^_^。
健太の前でだけ涙を見せることになった奈緒は、きっと すごく健太に感謝するだろうなぁと思いました。