※ネタバレ注意です※
かわいいラブストーリーです。
死神顔の花園森也さん(27歳)。
彼は顔に似合わずお花屋さん。
見た目は不気味で暗いのに、中身は心優しい好青年。
そんな彼にアイドルのようにカーワイイ彼女ができるのです。
この彼女、鈴木日和さん(大学3年生)はかわいいだけじゃなくて、性格も素敵な女の子。
見た目じゃなく、花園さんの中身に惹かれて好きになるんだから、日和さんの性格の良さがわかります。
ある日、大学のミスコンに友達に頼まれて出ることになった日和さん。
でも、かわいい女の子の悩み。「見た目で判断されるのは好きじゃない」と、偶然大学にお花を配達に来ていた花園さんの車に隠れていたのです。
そこで、花園さんと日和さんが出会います。
ミスコンに出たくない日和さんに、「きれいな花には人を癒やす力があるんですよ」と声を掛ける花園さん。
「会場の人たちを癒してきてあげたらどうですか?」 花園さんのその言葉に勇気づけられて、日和さんはミスコンで優勝。
その後、なんと、日和さんの方が花園さんを好きになり、花園さんのお花屋さんに通うようになるのです。
でも、告白する事ができなくて、いっつもお花を買うだけ。
そうするうちに、花園さんも日和さんの事が……。
日和さんはミスコンで優勝するくらいかわいいのに、自分に自信がなくて、花園さんに告白できなくて、花園さんにいたっては、自分が日和さんを好きになるだけで申し訳なくて、付き合うだなんて考えるのも恐れ多い‼って感じです。
結局、日和さんから告白。
かわいい日和さんが、ちょこっと肉食的なとこも魅力的。
ガンガン肉食じゃないけど、ちょっぴり肉食。
告白も、ファーストキスも日和さんから。
そんな日和さんに触発されるのか、花園さんも回が続くにつれて、完璧草食系から少しずつ行動的になり……
二人のじんわりと進む恋愛にドキドキします。
花園さんも日和さんも、「自分の方が(花園さん/日和さん)を好き」って言い合うとこなんか、リアルで読んでる方が恋愛してる気になります。
斎藤けん先生のきれいで優しい絵がまたしっくりきます。
読んでいてほんのり温かくなる、でもちょっぴりキュンとなるような、自分も穏やかだけど、ドキドキするような恋がしたくなるような作品です。