Kiss(キス) 6 月号 東京タラレバ娘、20話 感想
※ネタバレ注意です※
昼間カフェで集まる3人ですが、いつもとは全く雰囲気の違う会合になってしまいましたね。
香りが妊娠したかも、となって倫子も香も動揺しすぎ!とも思いましたが、これはしょうがないですよね。
小雪が軽く検査薬を買ってきたのは、爽快というか漢気を感じたような気がしました。
でも3人とも動揺している場合じゃないんです!
しかし香が検査薬を使いたくないという気持ちもわかる。
これを使うことで、涼と今の状態の関係性が変わるかもしれない、という不安はとても大きいですよね。
それなのに、先週の涼の言葉、今の彼女と結婚はしない、子供は欲しい、という言葉。
この言葉のせいでさらに気持ちが揺れるんですよね。
香がもう痛々しくて、見ているこっちが辛くなってしまいました。
そんな中、風邪をひいてた涼のお見舞いに行く香。
彼女が昔を思い出して、みかんの缶詰を持っていくところがとても素敵だな、とも思いましたが、相手が涼だと、と思っていたら、美味しそうに食べてくれて、ちょっと意外でした。
そして彼に買ってきたものだと思って香の検査薬の入った袋を開けてしまって、妊娠の可能性を知る涼。
どんなひどい言葉を言うかと思ったら、責任をとるよ!と!
意外に続く意外!!ちゃんとできるじゃない!言えるじゃない!と驚いてしまいました。
他の女と別れてくれるのか?なんて思いつつ、香が今から検査する、というのには笑いました。
そして、ここまでの流れから、まさかと思っていた展開の、なんと妊娠していなかったという事態に。
こうなってみると、妊娠していない方がショックですよね。やっと涼が受け入れてくれたのに。
そして妊娠していなかったと知った涼の反応! ひどい!!!
しかし当然と言えば当然な、想像できる彼の態度・言葉だったかもしれません。
結局彼には、香との未来なんて全くなかったということなんですよね。
そしてそんなところに現れるKEY!!
涼の代わりにドアを開けて、香と対面するなり、いきなり一蹴。
香がもう涼のセカンドですらなく、サードであるという事実を言い放って、覚悟が決まったか?と唐突に言い出すのもすごいです。
彼は、倫子さんだけじゃなくて、香と小雪含めた3人組をそれぞれのことを見ているのかもしれませんね。
彼がいけ、と言って、香が走り出すシーンは、大きいコマだったのもあって今回の見どころだと思いました。
振り返るな、という言葉が彼女の背中を押せたのでしょうか。
泣きながら走っていった先に、彼女は何をみるのでしょうか。
香にこれ以上傷ついてほしくない、前向きに歩いてほしい、幸せになってほしい、と読みながら思いました。
本当にそう思わせる最後でした。
次回の香が本当に気になります!