神様はじめました 24巻 感想
※ネタバレ注意です※
長く続いてきた「悪羅王編」もこの巻で終了となりました。
龍神の羽衣をまとって巴衛のところに向かう奈々生。
巴衛は夜鳥との決戦中ですが、悪羅王の体を乗っ取られそうになってしまい、倒そうにも黒麿の手が邪魔でうまくいきません。
黒麿の説得を試みる大国主様ですが、こちらも苦戦中。
大国主様はどこまでが本気なのか・・・。なかなか本心が読めないキャラですね。
ただ女性が大好きということはわかります(笑)
そこへ奈々生が到着。
感謝の言葉で黒麿を癒し、黒麿は晴れ晴れとした表情で逝くことができました。
黒麿の協力がくずれ、夜鳥も消滅し戦いは終わります。
自分を見失いかけた巴衛も、奈々生のおかげで自分を見失わずにすみました。
相変わらずラブラブな巴衛と奈々生が見れて本当にうれしい。
巴衛はこの戦いで再確認します。「人になりたい。」
人になって添い遂げたい人がいるから・・・。かっこよすぎます!
しかし妖怪で紳使でなんでもできちゃう巴衛も正直捨てがたいと思ってしまいます。
空も飛べちゃうし何でもできちゃうんですから(笑)
大国主様が巴衛を人にしてあげると御景神社にやってきました。
喜ぶ巴衛とためらう奈々生。
そこに御景様が助け舟を出します。
二人はまだ将来のことをきちんと考えていない。せめて高校を卒業するまで待ってほしいと。
さすが保護者の御景様です。いつも2人をやさしく見守ってくれます。
前向きに考え、神様をやめた時の生活のためにバイトを始める奈々生。
毎日帰りが遅くなる奈々生に、瑞希の様子がだんだん変になっていきます。
人神をやめてしまったらもう奈々生には会えなくなってしまう瑞希。
でも奈々生の為に笑って送り出そうとするが、遂に耐えられなくなってしまいます。
しかし鞍馬のおかげで話し合うことができた2人。瑞希も覚悟を決めました。
どんどんと巴衛が人間になる話が現実味を帯びてきていますね。
高熱でバイトに行けない奈々生のかわりに、バイトを完璧にこなす巴衛。
これだけ仕事ができれば、人間になっても困らない気がしますが・・・。
さらにダメ押しに御景様から神使のバイト料500年分をまんまとせしめることにも成功。
あれだけの金があれば、人間の生活には困らないでしょう。
どんなときも完璧でかっこよくて優しくて夢のような存在の巴衛。
まさに理想の彼なのですが、人間になったらどうなるのか、すごく気になります。
続きは次巻、終わってしまうのは悲しすぎるけど最終巻で見届けたいと思います。