アンジェリーク ルトゥール、2巻 感想
※ネタバレ注意です※
ゲーム「アンジェリーク」のリメイク作品が漫画化。
女王候補のアンジェリークの恋模様が、2巻ではひと悶着の大波乱に発展しました。
でもやっぱり蜜樹先生の描くアンジェリークはとんでもなく可愛いです!
アンジェリークの女王候補としての活動も、日曜日はお休み・・・のはずでしたが、執事のシルヴァンがそんな怠惰を許してはくれません。
机に積み置かれる大量の教科書!教科書!
これを唯一のお休みの日に消化しろ、というのですから、さしもの勤勉人間でも裸足で逃げ出す気がします。
そんな容赦のないスパルタ教育に、手を差し伸べてくれたのは緑の守護聖マルセルさまでした。救世主!!!
アンジェリークには女王候補としての知識・経験が少なすぎると言い募るシルヴァンに、「1日くらいは休ませなきゃ」とアンジェリークを連れ出します。
2人の仲睦まじい姿(傍目から見れば兄妹のような爽やかさの部類)を見たシルヴァンは、「守護聖と女王候補のデートなど・・・・・・立場と節度を考えて」と苦言を呈します。
それに対してマルセルさまは「アンジェリークが好きだから、彼女をもっと近くで見ていたい」のだと。
それのどこが悪いのだと食って掛かりました。
・・・見た目の可愛さで忘れがちですが、マルセルさまも立派な男児ですもんね。
勇ましいのは良いことだと思います。
これを見た炎の守護聖オスカーさまは、アンジェリークがマルセルに恋をしているものだと勘違いし、その恋を応援するため、夜の遠乗りに誘い出します。
しかしアンジェリークがマルセルのことを「恋の意味で慕っているわけではない」ということが分かると、「俺にもまだチャンスはあるかな?」と女の子をたらし込むお得意の笑みでアンジェリークの心をかき乱していきました。
それからアンジェリークの中で燻るオスカーさまへの恋心と、立場ある人間の制限される行動範囲・そして思い。
話の間に挟まれる、アンジェリークファンでもある蜜樹先生の裏話にクスリと笑わせられながら、第三勢力とも言えるブライアンの行動にドキドキさせられっぱなしの2巻でした。