俺様ティーチャー、22巻 感想
※ネタバレ注意です※
生徒会役員を追い詰める偽ウサちゃんマンが出現し、真冬達風紀部員が捕まえようと奮闘するのですが、中々正体を掴めません。
しかもこの偽ウサちゃんマン、やることが何だかおかしいんですよね。
パラシュートで逃げたりしますし。
どうしたものかと悩んでいた所に、鷹臣君が意図せず助言したおかげで真冬は遂に偽ウサちゃんマンが誰か分かります。
その正体は何と生徒会長の華房雅。
正体が分かればゲームは終了ということだったのですが、真冬は華房会長の目的を知るためにしばらく華房会長と行動を共にすることにしました。
しかも華房会長は正体がばれないように男子寮で生活しており、寮での協力者が河内という予想外の事態で驚きます。
そして3人はチーム裏切り者としてしばらく一緒にいることになりました。
3人で行うことはとにかく生徒会役員を困らせることです。
皆それぞれに嫌がらせをされているのですが、個人的に面白かったのは小毬の話です。
訳も分からずお面を被った3人に誘拐されかけ、運よくその場にいた渋谷に助けを求めるのですが、もうそれがかなりのおじさん声。
可愛い容姿だけに、その声を聞いた人達はびっくりです。
しばらく行動を共にするうちに、真冬はようやく華房会長の目的を知ります。
それは、今まで自分が守っていた生徒会役員を自分の元から自立させること。
卒業が近い自分にとって出来る最後の手段だったんですね。
最初登場した時はラスボス的なイメージを持っていましたが、むしろとても良い人でした。
生徒会役員の皆も成長していたようで嬉しそうです。
そして遂に迎えた卒業式で、華房会長は真冬に「ありがとう」と言い、無事に卒業していきました。
この卒業式の時に、第2ボタンを巡ってヤンキー達が暴れそうになるのですが、それを止める鷹臣君が面白かったです!
次巻からは新キャラも登場するようですし、ますます目が離せないですね。
23巻も楽しみです!