フルーツバスケットanother、1巻 感想
※ネタバレ注意です※
前作、フルーツバスケットの数年後の物語。
前作の舞台となっていた高校に通う女の子が主人公です。
主人公の彩葉には、今のところ前作のキャラクターとの関わりはありません。
彩葉は、過去に友達と思っていた子達に突然突き放されたこと、母親に慰められるどころかさらに傷つくことを言われてしまったことがきっかけで、常に誰にも迷惑をかけないように下を向いて、独りで行動する女子高生。
そんな彼女に、学校内での有名人である草摩家の人間たちが関わってきたため、生徒会に入れられたり、いろんな人との交流が増えていく・・・というお話です。
前作のメインキャラクターたちは今のところ出てきていませんか、サブのような扱いのキャラクターたちはちょこちょこ出てきます!
前作の主人公の友達の弟、とか・・・!
また、草摩家のメンバーは前作のキャラクターの子供たちです。
もちろん呪いは消えたままでしたよ。
フルバが好きな人は、かなりテンションがあがる内容になっています!
前作同様、やわらかい雰囲気の中にトラウマのような結構重い部分もありつつ、それをまたやわらかく包む、という物語構成になっていると思いました。
また、ところどころ出てくる前作のキャラクターたちに意外性も感じて楽しいですし、草摩家の人たちから出てくる彼らの両親の話なども懐かしかったりするところが、今後も楽しみになる要素の一つです!
子供たちから出る両親の話が凄く微笑ましくて楽しい気持ちになれます!
草摩家の各両親については名前すら出さないようにしてあるので、若干遠回しな表現も多いですが、凄く気になるわけではないです。
前作を知らない人でも、彼らの両親は個性的なんだなぁと思うくらいではないでしょうか。
多分、前作を知らないから話がわからない、ということはないので安心して読めると思います。