なまいきざかり。、12巻 感想
※ネタバレ注意です※
インターハイの初出場を決めた 隆北高校。
勝利の興奮冷めやらぬ時に 行われた雑誌のインタビューの場で、成瀬は 由希と付き合っていることを公表しました。
成瀬の家族に挨拶をせぬまま、付き合っていることが雑誌に掲載されたことに 焦る由希でしたが、バイト帰りに 成瀬宅へ行くことが、突然 決まります。
手土産も 心の準備もないままの家庭訪問となりましたが、成瀬の家族から 温かく迎えられました。
インターハイと夏休みが終わり、由希は 成瀬の志望校が央崎大学だと知ります。
バスケットでは強豪ですが、成瀬の学力では もっと上を狙えるのに、自分と一緒だからと 安易に決めたのでは・・・と心配する由希。
しかし、成瀬が 諏訪に、自分が通用しない場所で戦うために 央崎を受験することを決めた、と言っているのを偶然 聞くのです。
安心したと同時に、自意識過剰さに死にたくなる由希でした。
成瀬の受験が無事 終わり、約束していたデートに。
由希は、いよいよ何か起こる と、デート中 ずっと緊張していましたが、無理しなくても良くなるまで待つ、と言う成瀬の言葉に、心を決めます。
そして 二人は、ついに結ばれるのでした――――
コミカルさと胸キュンが 交互にやってきて、読んでいて ニヤニヤが止まりません!
部活や由希の前では 言葉足らずで飄々としている成瀬ですが、たまに見せる芯の強さや 負けん気が、とてつもなく格好良くて、心を奪われてしまいました。
また、適当そうに見えて 成績優秀というギャップも たまりませんね。
この巻で一番 好きなシーンは、諏訪との1on1です。
「なりてえ自分に追いつかねんだよ」というセリフには しびれます!
それから、ウインターカップが終了し、成瀬と袴田が ぎこちなく、ひそかに握手をするシーンは、THE・青春!という感じで、甘酸っぱい気持ちが広がりました。
今後は、成瀬と由希が大学で一緒になるのが 楽しみな半面、隆北高校バスケ部メンバーたちの わちゃわちゃ感が見られなくなるのは、ちょっと寂しいです・・・。
しかし大学では まだ掘り下げられていないキャラたちが控えていますし、新たなる展開を期待してます!