Cocohana(ココハナ) 10 月号 Papa told me ～ Moonlight Serenade ～ ：Cocohana ver. 61話 感想
※ネタバレ注意です※
今回は 十五夜に絡めた、かぐや姫のお話がモチーフでしたが、なんとも切なくて、最後に ちょっと泣いてしまいました・・・。
まず冒頭は、小説家である 知世のお父さん、信吉の編集者の 山田孝輔くんがフラれてしまうシーンから。
その次の日に、山田くんは 担当の作家さんのお家、つまり知世のお家に伺うことに。
十五夜の準備を頑張ってしている知世が、お父さんとの何気ない会話から、月にいる かぐや姫の事情を妄想していくことで、今回はストーリーが進んでいきましたね。
最初は 知世の、かぐや姫は 月で何をしてるんだろう？という可愛い疑問の答えを想像していくところから始まり、そのうちに いろいろなストーリーが作り出されて、さらに お父さんが合いの手をいれることで、その世界が どんどん広がっていきました。
かぐや姫は チーム名で、沢山の女の人がいて、情報収集の為に 地球上を飛び回っている！というストーリーは面白いですね！
そして、山田くんの彼女も そのチーム「かぐや姫」の一員なんだ、と知世が話したのは、きっと彼を慰めるためだったんだと思いますが、彼女が遠くに行ってしまっても そう思えれば、山田くんも どうにか納得できるのではないか・・・と思いました。
彼女にプロポーズをしたけれど、彼女は 海外に留学することが決まっていて、結果的にフラれてしまったことは、つまり お互いに嫌いになったわけではありませんよね。
むしろ山田くんの方は 彼女を応援する気持ちが強かったからこそ、彼女を諦めることにしたんですから、気持ちの持って行き方が難しい中で、知世のストーリーは とても素敵だと思いました。
そして、その かぐや姫たちの中に 知世のお母さんもいるんだ、と知世が言った時に、だから知世は いろいろと世界を広げて考えていたんだなぁと納得してしまいます。
お父さんも、かぐや姫たちが忙しく仕事をしているけれど、それも楽しそうだ と言っていましたが、奥さんのことを考えたり、また そうやって想像力を使って いろいろと考えている知世のことを想ったんじゃないか・・・と思うと、とても切なくなってしまいました。
最後のページで、雲間から 月が現れたのを見ている、知世、お父さん、山田くんの表情が とても印象的です。
それぞれが大事な人を想って 月を見ているのかと思うと、とても切なくて、思わず涙が出てきてしまいました。
今回は とても秋らしい、少し寂しいような、しかし 月が出て素敵なシーンで終わっていました。
次回は どんなお話になるのでしょうか？とても楽しみです！
