Cocohana(ココハナ) 9 月号 はじめてのひと、12話 感想
※ネタバレ注意です※
与ちゃんに「今日は帰ってください」と前回 言われた諏訪内さんは、素直に帰っていき――――
これで この恋は終わるのだろうか、そうなれば やはり与ちゃんが心配だと思っていたのですが、最終的に別れるという結論を出したのは、まさかの諏訪内さんの方からでしたね・・・!
「別れよう」と言い出すなんて思ってもいなかったので、今回は本当に驚いてしまいました!
今回は まず、与ちゃんが諏訪内さんに帰ってもらって、ひとりで色々と考えるシーンが、かなり心に のしかかる感じがしました・・・。
1週間 ずっと自分の気持ちを考えるということが、とても辛いのは よくわかる気がします。
相手には家族がいて、そして その幸せな姿を見た上で、自分の存在は何なのか、諏訪内さんの考える未来に自分は どういう形でいるのだろうか・・・と考える与ちゃんが、どういう結論を出すのか心配だと思いながら、やっと諏訪内さんに連絡をした時には、これで結論を出すんだろう、と想像していました。
会えることが嬉しくて、チェロを持って 走ってきた諏訪内さんの姿も眩しくて、どう切り出すのかな?と思ったのですが、その後に チェロを演奏する予定だったギャラリーでのアクシデントで、ふたりの話は一瞬お預けに。
生け花アーティストが必要となり、与ちゃんが大家さんに連絡して、そして上手くいったのには ホッとしました!
与ちゃんのお手柄だったと思いますが、でも その後の展開に驚いてしまいます。
今回のアクシデントで、諏訪内さんが言った「君がいてくれて よかった」の意味を考えたり、チェロを持ったまま 自分に向かって走ってきてくれた諏訪内さんの姿が嬉しかったと 素直に思う与ちゃんが、諏訪内さんに「私はあの家で ずっと待っている」と言った時の、諏訪内さんの表情が印象的です。
「うちに また遊びに来てください」と言われて 素直に喜んだ諏訪内さんの表情が、与ちゃんからの「ずっと諏訪内さんを好きな人生がいい」「愛しています」と言葉が続いていくのを聞き どんどん変わっていくのを見て、彼の中で何かを理解したのではないか・・・と思いました。
それは 中年の男性が若い女の子で遊んで捨てる、というものではなくて、諏訪内さん自身が、与ちゃんの人生を考えて、これじゃいけない、と思ったのではないでしょうか。
諏訪内さんは この後に「君との未来は考えられない」「重い」なんて ひどい言葉を投げていましたが、「別れよう」という少し前の表情と手の描写が、彼の決意を表しているように感じます。
また、与ちゃんのことを 大事に思っていた一方で、以前から自分の家族の事も考えていたからこそ、自分の娘が「こんなふうに もてあそばれてたら冗談じゃない」という言葉も、すぐに出てきたのではないかと思いました。
急に態度が変わって「さよなら」と軽く言った諏訪内さんは、与ちゃんを ひとり残して出て行ってしまいましたが、もてあそんで捨てた という雰囲気になっていて、この先どうなるのか とても心配になりました・・・。
諏訪内さんの心を考えすぎなのかもしれませんが、こんな人じゃないハズなのに!と思ってしまって、次回が とても気になります。
この先の展開は 一体どう進んでいくのでしょうか!?!