初恋の世界、2巻 感想
※ネタバレ注意です※
大浦氏の言葉を思い出し、自身の恋ついて考えながら実家へと帰った薫。
女は結婚をして当然という考えのようですし、お母さんとは性格的に合わないのですね・・・。
しかし、今の薫に“期待しない”という言葉は あまりに酷だったかもしれません。
お店は順調、とは まだ言えないですし、薫と小鳥遊の関係は相変わらず。
薫のことを“そこそこ美人”だと言う小鳥遊、彼のペースに薫は巻き込まれていますね。
小鳥遊は、薫と竹下くんを2人にさせたくなさそう?
竹下くんが“マジ”だと気づいている小鳥遊に「本気で恋愛したことないでしょ」と言われた薫は、言い当てられ ますます小鳥遊のペース――――
「店長は きれいな女です、それを仕事のために生かしたら どうですか」
お店のために言っているのか、薫のために言っているのか、微妙なところだなぁと思いました。両方かもしれませんね。
黒岩嬢、大浦氏と合コンに行くことになった薫ですが、やはり積極的にはなれず・・・。
嫌なことを言われて泣き出してしまった、大浦氏の話が悲しかったです。
大浦氏は本当に このままでいいのか、すごく疑問に思いました。
黒岩嬢の性格は憎めない感じで好きです。
合コンで気を回してくれるし、薫と竹下くんの件も結局 損な役回りへと自ら進んでしまったり。
それから、よっさんの家庭も色々とあるのかなぁ・・・と感じさせるところもありました。
仕事の帰り 夕食をとろうと店に立ち寄ると、偶然 小鳥遊の隣に座ることになった薫。
2人で店を出ると、思いついたかのように「入りましょうか ホテル」と言い出す小鳥遊・・・!
薫を からかっているのか、よく分からない態度。
翌日も しれっと働く小鳥遊に戸惑う薫ですが、実は小鳥遊もボーッとしている時がありました。
後悔しているのか?謝るのか?・・・と思いきや、またホテルに行こうと言い出す小鳥遊、謎です!
自分のことは話さないけど、薫のことは不躾に聞いてきます。
小鳥遊の言葉が薫の胸をえぐって、また薫は落ち込んでしまいましたね・・・。
薫をバイクで強引に海まで連れて行った小鳥遊は、乗ったのは薫だからとキスをしようとします。
拒否して帰ろうとする薫を送ったりはせず・・・、本気だったのか冗談だったのか、本当に分からない人ですね。
しかし、彼の過去が少しずつ明かされていきました。
たまった録画を見ていた黒岩嬢が、3年前の小鳥遊を発見します。
日本人シェフとして パリのレストランで働く小鳥遊の姿。
なぜ今、モリノカフェでバイトをしているのかは分からないけれど、料理の情熱は変わらないのですよね。
一緒に住んでるらしき女性は恋人なのでしょうか??
すごく気になるところで終わりました。
モリノカフェの経営が上手くいくようになるのか まだ見えませんし、3巻が早く読みたいです!