アンダーヒーロー、4巻 感想
※ネタバレ注意です※
天平か丹五先生か、気持ちが定まらない中で ランランは、丹五先生を敵視する かしわ先生から指名されて、彼のアシスタントに入ることになりました。
オシャレで雰囲気のいい仕事場、変わり者の丹五先生とは違ってステキな かしわ先生。
漫画家としてアドバイスを貰ったり、共感したり、ランランは かしわ先生の仕事場にも馴染んでいきます。
そんな時、かしわ先生からアプローチされるランランを助けるため、アシスタントの「ヨネ」に変装していた丹五先生が正体を現しました。
〆切り前にも関わらず、ランランが心配で かしわ先生の原稿を手伝っていたのです。
「好きになったら、バカになんの!」と、一直線な丹五先生の言葉に赤くなるランラン。
その場にいた天平も参加し、3人の男性から好意を向けられたランランは、自分の気持ちが分からなくなって「次の雑誌のアンケートで、1位を獲ったほうと つき合う!」「どっちも1位じゃなかったら、天平と結婚する」「でも丹五先生も かしわ先生も3位以下なら、担当としての責任をとってもらって天平と別れる、誰とも つき合わない」と言いました。
1位を獲る自信がある丹五先生の一方で、賭けではなく「今、決めようよ」とランランに伝える天平。
しかし、ランランの気持ちに寄り添う言葉を言えなかった天平は、勝負を受け入れることにします。
ただ丹五先生に勝ちたいだけの かしわ先生もページ数を増やして気合いが入る中、かしわ先生とランラン以外のアシスタントが食中毒に・・・。
いい原稿を途中で切らせたくないランランは、翌日から丹五先生の仕事場に行く予定を変更し、かしわ先生の原稿を仕上げるため ここに残ると決めました。
しかし同時に、丹五先生の仕事場にも入り、大ピンチなのに生き生きと仕事をするランラン。
(ハッキリしたことがある、これが私の仕事だ)
ランランのおかげで、無事に丹五先生の原稿も かしわ先生の原稿も上がり、そしてアンケートの結果は―――
勝負の結果が混迷する中、やはりランランの気持ちが いちばん大事なこと!
ようやく自分が好きな人は一体 誰なのか、ランランは気づくことができました。
それでも、すんなりとはいかないランランの恋ですが、無事に両想いになったので ほっと一安心。
笑って身を引いた天平がカッコイイです!!!
一方で、ほっと一安心したのも束の間、謎の大暴走を始めた丹五先生。
だけど それも丹五先生らしい行動で、素敵な理由があってのことでした。
最後はドタバタの結末を迎えていますが、ランランと丹五先生ならでは!
天平を選んでほしかった気持ちもありましたが、ランランは丹五先生と一緒にいた方が生き生きできるんだろうなぁと思います。