Cheese!(チーズ) 4月号 カノジョは嘘を愛しすぎてる、最終話 感想
※ネタバレ注意です※
ついに、カノ嘘の最終回がやってきてしまいました・・・!
正直やっぱり寂しくて、悲しい気持ちで読み始めていましたが、だけど表紙のリコとアキの笑顔、巻頭カラーで見せた5人のクリプレの笑顔、そして何よりライブの臨場感が伝わるラストライブを見て、いつの間にかワクワクしながら読んでいました!!!^_^。
ライブを待つリコも(どうしよう、終わりが 始まっちゃう・・・、始まってしまう・・・)と震えてドキドキしていましたが、それは「嫌だ」という気持ちじゃなくて「ワクワクを止められない」という気持ちなのかなぁと、リコの表情を見て思いました。
いよいよ始まったライブではデビュー前のクリプレの映像から始まり、(ああ 本当に今夜CRUDE PLAYは休止するんだな と、観客全員 最初に覚悟させられた)とモノローグ・・・、観客の涙が切ないですね >_<。
映像の演出は、無邪気に笑う同級生4人からアキが抜け、心也が入ってクールで笑わないクリプレへ――――
その過程は決して否定しないで、このラストライブという舞台にアキが帰ってきた!!!
光の先に もう一人のベーシストが立つ、5人のCRUDE PLAYの姿にグッときたところで、さらに会場全体の熱気が伝わる見開き!もう圧巻の一言です・・・!≧▽≦
そして5人のクリプレの音楽が聞こえてくるような感動の中で、池田さんが言っていた「高樹くんの横でギター弾いてた あなたが、今は音楽ライターやってるみたいに・・・」という言葉に やるせなさを感じます T_T。
活動休止を嘆く音楽関係者は、成功を手放そうとしてる彼らに怒りすら感じるのですね・・・。
それだけクリプレという存在が あまりにも大きいのだなぁと思いました。
「今夜は これまで出した曲 全部やるから、やり切るから、だからね アンコールはないよ、終わりが本当の終わりだからね」
瞬の言葉が切なく会場に響いた後の、心也の意味深な発言が気になりましたが、アキと瞬の2人だけで「サヨナラの準備はもうできていた」で また切なくなります >_<。
だけどリコは、このラストライブを見ながら全く別のことを考えて、覚悟を決めていたのですね。
「絶対なろうね、MUSH&Co.で この人達に並ぼうね」
そんなリコの真剣な顔に「頑張るよ、頑張るのだけは 意外と得意なんだ」と答えるユウは すごくカッコイイと感じたし、全然“意外”なんかじゃないのになぁ、なんて思いました ^_^。
持ち歌を全て歌いきったクリプレに、「終わらないで!」と叫ぶ観客の声に胸が痛くなります・・・、そうですよね、終わらないで欲しいことには最後の最後まで足掻きたくなりますよね・・・。
そういう人達が沢山集まってくれる この日のために新曲を用意してきていたクリプレ、ファンのためじゃなくて「5人になったCRUDE PLAYのために」新しくアキが作った「卒業」という曲――――
「僕ら5人のために描いた曲だけど、いつか、みんなのための曲になるといいな」
演奏前のアキと心也のベーシスト同士の会話からの、「卒業」の歌詞・・・!!!泣けます!!!^_^。
過去に感謝して旅立つ決心を歌った曲だと感じました、5人で歌っている姿が また感動的で・・・。
ファンのみんなも涙なしでは聴けなかったと思いますし、5人の気持ちに胸を打たれたでしょうね ^_^。
・・・というところで??まさかの「クリプレ活動休止撤回!!」!?!
公演の打ち上げの時点でニュースになってるということは、ライブの終わりに宣言したってことですよね??「卒業」の後に撤回したってことですよね??
それは確かに「こりゃ炎上するよな――」「活動休止詐欺!」ですね(笑)
でも もちろん、ファンは ものすごく嬉しかったはず!!!
それは高樹さんも長浜さんもMUSH&Co.もCRUDE PLAYも、みんな同じ気持ちだと思います。
物語のラスト、いつものように夢中で曲を書くをアキに もたれかかりながら、幸せそうに歌うリコの姿が とても印象的でした。
「―――完―――」の文字と、「物語はここで終わりますが、どうか皆様の心の中で 秋と理子の歌がいつまでも鳴り響きますように・・・。」という言葉にジーンとしてしまいます・・・!
ついに迎えた最終回は、“終わり”というよりも“始まり”だったなぁ、なんて感じました。
さらに、4月発売の22巻では20Pも描き足された完全最終回が収録されるということで、まだ「カノ嘘」は終わってませんね!!!
最終22巻の発売が待ち遠しいです!!!