Sho-Comi ショウコミ 5号 泡恋、8話 感想
多分2巻の内容です。ネタバレあったらごめんなさい。
賢太郎の記憶が抜けてしまうのは何か事故の影響で・・・と予想していましたが、そうではなくて人間関係で受けたショックがあまりに大きくて・・・という精神的な問題だったのですか >_<。
入学直後の賢太郎の写真、本当に まるで別人のように明るい笑顔ですね!?!
お父さんが亡くなったことも、経済面で野球を続けられなくなったことも、賢太郎は全て乗り越え、無事に高校に入学していた、ということだと思います。
中学で頑張っていた野球は引退の日、涼葉さんという彼女と 親友の勇が一緒に泣いてくれたから、そこまでは心残りもなかったのかもしれませんね。
中2から高1のはじめまで賢太郎と付き合ってたと言う涼葉さん、マネージャーとして高校に入ってからも野球に関わってたこともあって、野球を辞めた賢太郎に対して必要以上に気を遣ってしまいすぎたのでしょうか・・・?
それは涼葉さんに悪気があったワケではないことだから仕方ないと思うし、一方でバイトに明け暮れる賢太郎が怒ってしまった気持ちも分かります。
だからこそ ちゃんと話し合えば、どういう結果になるしても お互い納得する解決ができたはずで、賢太郎はしっかり謝ろうとしてたんですね。
しかし涼葉さんは勇と、こっそり賢太郎の知らないところで親しくなっていた、と・・・。
高校も別になってしまって、賢太郎の態度も悪かったのだから色々と涼葉さんもツラかったのだと思います、でも それはダメでしょう!!!>_<;
勇も今さら、追い打ちをかけるように「本当は賢よりも先に、涼葉のことが好きだった」って・・・、言う必要ないのでは!?!
「俺には どうしようもねーもん・・・、野球も戻れねーし、カノジョだって大事にできねぇ・・・、なんもムリなら、もう全部いらない」
そんな絶望の気持ちが、賢太郎を別人のように暗い表情にさせて、記憶を失わせてしまったのですね・・・。
(七瀬くんは お父さんを亡くしてから、野球も親友も恋人も、一気に失ってしまったんだ)
涼葉さんにも勇にも、会いたくないに決まってますよね、そんな裏切られ方されたら >_<。
勇と付き合えるわけない と涼葉さんは言うけど、「賢とちゃんと話をするまではって何も動けないままで・・・」なんて ただの自己満足じゃないですか!?!
自分たちが感じる後ろめたさを消し去りたいだけでしょう・・・。
ムリヤリ会いに来たり、由花に賢太郎を説得してほしいとか言ったり、そんなことが何故できるのか・・・T_T。
「せ・・・説得なんてできないです・・・っ、だって あたし――、2人にはもう七瀬くんと会ってほしくないから・・・!」
由花がそう言ったとき、正直「よく言ってくれた!」と思ってしまいましたよ!
そうですよね、自分たちが幸せになるために賢太郎を傷つけるようなものですよね・・・。
だけど、由花が(七瀬くんに あの2人を会わせたくないのは、また自分のことを忘れられたら いやだってだけで、七瀬くんのためなんかじゃなかった)と自分を責めるのも、賢太郎を傷つけることになってしまうのかもしれませんね >_<。
賢太郎にとって自分の記憶のことで大切な人に嫌な思いをさせることは とてもツラいことなんだと思いますし・・・。
由花が涼葉さんたちに、賢太郎の「今カノ」って言ったことだって、別に嘘なんかじゃないのに!!!
しかし、忘れてしまっている思い出を賢太郎に思い出してほしいというのは、忘れている賢太郎にとって重荷になってしまうことかもしれないのですから、難しいですよね・・・。
それに また1から始めていく覚悟を決めたくても、また忘れられてしまうことが怖い由花にとって、賢太郎との恋は荷が重すぎるのかもしれなくて――――
この恋を諦める、由花が そう決めてしまったのは、ムリもないことだとも思います T_T。
でも、本当に それで後悔しないのか?賢太郎は記憶を思い出す可能性はあるのに、諦めてしまったら二度と取り返しがつかなくなるんじゃないか?
どうなるのか心配で、すごく続きが気になります・・・!
次回は7号ですね、待ち遠しいです!!!