Cocohana(ココハナ) 2 月号 マリーマリーマリー、25話 感想
※ネタバレ注意です※
リタの中学の頃の友達、ドマキとの再会、そして別れと、今年の年越しはリタにとって悲しい思い出になってしまいましたね・・・。
確かに、友達にはお金って貸せないですよね。
大事な友達こそ、お金の貸し借りをしたくないというリタの気持ちは、よく分かると思いました。
リタが悩みに悩んで、そしてお金を用意しても それをギリギリまで渡せなかったのが、彼女の辛さが強く伝わってくるように感じました。
しかし一方で、「お金貸して」とリタに言ってきたドマキの方も、まさかリタが友情とお金を貸すことを秤にかけていたとは、思わなかったのではないでしょうか。
年末だけ期間限定でラッキーになる おじさんを紹介されて、どうにかならないかと もがくリタに「いいこちゃんぶって」と言ったドマキには、リタの思いつめた気持ちは最初わからなかったんじゃないでしょうか。
もちろんドマキがリタと会っていなかった時間で、どう成長して どんな考えをする女性になっていたのかも分からないですし、最後まで彼女が なぜお金を借りたかったのかは分からないままでした。
そして それはきっと、もうリタが知る必要のない情報なんだと思います。
ラッキーおじさんのおかげで宝くじが当たり、ドマキが大金を手に入れることが出来て良かったですが、それでも二人の友情が終わってしまったのは、本当に悲しいと思いました・・・。
リタが「友達にはお金はかせない」と言って、それでも貸したお金の意味が、ちゃんとドマキには伝わっていて、きっと宝くじのお金が手元に入った時に、ドマキは真剣に このことを考えたのではないでしょうか。
お金を返されてリタは友達に戻れるかも、と淡く期待をし、逆にドマキはお金を返しても、と決心をしていたのが、とても悲しかったです。
今年の年末年始は きっとずっと心に残る悲しい思い出になっただろうと思いますが、森田さんと一緒に初日の出を見て 少しだけ笑顔になれていたので、少しだけ安心しました。
悲しい出来事で雨が降ったリタの心も、時間が経って、晴れていくといいですね。
そしてもっと時間が経ったら、いつかまたドマキと友達に戻れるといいな、と思います。
次回はどんなお話になるのでしょうか。とても楽しみです!