恋はつづくよどこまでも、1巻 感想
※ネタバレ注意です※
お医者さんの男性と、看護師になったばかりの女性のラブコメでした!
ヒロインの佐倉七瀬が一度だけ会ったことのある天堂浬先生に憧れて、やっと再会できたところから始まります。
5年前、倒れているおばあさんを七瀬が見つけ、助けを呼んでいるところに現れたのが研修医だった天堂先生でした。
その時の天堂先生はとても優しくて、まさしく王子様。
女子高生だった七瀬は、天堂先生の笑顔にまた会いたいと医療業界に進みます。
しかし、再会した彼は七瀬のことは覚えておらず、さらに看護師の中で評判は最悪になっているほど、キツイ性格だったのです。
ついに再会を果たし、5年分の想いを込めた告白はあっさりと玉砕。
しかも、告白したことは病院のみんなに広まり、「勇者」というあだ名までつけられてしまいました。
先輩の看護師さんが、「勇・・・佐倉さん」と言うところが面白くって何度も笑ってしまいます!
開き直って七瀬は勇者と呼ばれるようになり、七瀬がポロッとこぼした言葉から、天堂先生は魔王と呼ばれるようになりました。
お医者さんとしては優秀で、患者さんに優しい天堂先生ですけど、新人の七瀬にも攻撃的。
負けずに役立とうとする七瀬でしたが、ミスをしてしまい、天堂先生に厳しい言葉を投げかけられてしまいます。
あまりの言葉に天堂先生への恋心もすっかりなくなり、悔しさが溢れる中、七瀬は倒れている男性を見つけるのです。
そしてそこに現れてくれたのは、やっぱり天堂先生でした。
状況は5年前と似ていましたが、あの時とは違い、的確な対処をした七瀬。
そんな七瀬のことを、天堂先生は褒めてくれます。
5年前のことも思い出してくれた天堂先生ですが、残念ながら感動の再会とはなりません・・・。
それでも、偶然マンションの部屋も隣同士だったと発覚し、七瀬は再び運命を感じますが、天堂先生の言葉はやっぱり腹が立ち、病院でもギャーギャーと言い争う関係になっていきました。
魔王と呼ばれるほどキツイ性格の天堂先生ですが、人一倍熱心に仕事と向き合い、看護師の仕事について悩む七瀬を導いてくれているところがステキです!
ふいに見せる穏やかな笑顔にはキュンときました。
頑張る七瀬の姿も応援したくなります!!!
二人が、お互いのことをやっぱり特別に想っているんだろうと分かって終わったので、2巻がとても楽しみです。
特に天堂先生は、七瀬に惹かれていっていることに、素直になれないだけだと思います!
七瀬も、憧れの王子様としてではなく、厳しい面も含めて素晴らしいお医者さんの天堂先生に、惹かれ始めているのでしょうね。
今後二人の関係はどうなるのか、とても気になります!!!