黒伯爵は星を愛でる、6巻 感想
※ネタバレ注意です※
クリス付きのメイドになったエスター。
最初は納得をしていませんでしたが、下を向いてばかりではダメだと考え、自分に出来ることを見つけようと決意しました。
いつも前を向いて歩くエスターらしい答えですね。
これにはクリスも驚いたようですが、優しい顔になります。
そしてエスターは、クリスの発言によりいきなり侯爵令嬢として舞踏会に出ることになりました。
初めてのダンスの相手はレオンとが良かったエスターはしょんぼりです・・・。
ですが、舞踏会で皆の注目を浴びるエスターに近づいたのは、何とレオン!
一緒に踊ってほしいという言葉に戸惑いますが、クリスから許可が出たので踊れることに。
2人はまるで恋人のような雰囲気でダンスし、周りも引き込まれます。
両想いなのに中々上手くいかない2人が本当に切なくてもどかしいですね。
ダンスが終わった2人は会場を抜け出し、少し話をすることに。
そこに現れたクリスとレオンが一触即発になりますが、レオンはエスターに「これからあなたを毎晩口説き落とす」と言います。
すっごくきゅんきゅんするセリフとシチュエーション!
ですがエスターはレオンに迷惑はかけられないと考え、心の中で答えはNOと決めていました・・・。
しかし、アリス(アル)から「本当に欲しいものが出来たならちゃんと欲しいと言わなとダメだ」と言われ、心は揺らぎます。
エスターは昔から欲があまりなく、損をしていることがありました。
欲しいと言った誰かが喜んでくれるなら真っ先にあげてしまうエスターは、とても優しい子ですが、逆に執着心が無さすぎるとも言えるのです。
決意を新たにし、クリスの元に向かったエスターはレオンの所に戻ると言います。
そして舞踏会の時にレオンに話がしたいと告げ、何とエスターからプロポーズをします!
このシーンはエスターの覚悟に感動しました。すごく強くなりましたね!
喜んで受け入れたレオンと遂に夫婦となるエスターは、ようやくレオンの元に戻れることになりました。
それからは夢のような時を過ごす2人。
もう本当にラブラブです!!!
再度レオンのプロポーズが聞けて、またきゅんきゅんします!
ですが、結婚式の前にレオンは大仕事を控えているようで、どうやらこれが波乱を巻き込みそうです。
どうなるのかとても気になります!
7巻が待ち遠しいです。