Cocohana(ココハナ) 5 月号 トゥルーラブ・ノット、最終回 感想
※ネタバレ注意です※
「三代全然変わってない」という南條さんのセリフから始まった今回、南條さんはその後怒ったようにして黙ってしまって、三代くんとはしゃべってくれなくなってしまいました。
でも怒っているというよりは、どうすればいいのか分からずにしゃべらなくなってしまっているようにも見えました。
三代くんからは怒っているように見えたのだと思いますが、先輩の新居祝い(途中から会話はなくなってしまいましたが、ふたりは先輩の家に新居祝いを持って遊びにいくところでした)にうかがって奥さんの方は南條さんがこじらせているのがすぐわかったみたいですね。
そして南條さんの気持ちを聞き出してみると、三代君が優しいおかげであの人(結婚するはずだった人)の事を全然思い出さなくて済む、と言った時には
これは三代君に気持ちが向いているということじゃない!やった!と嬉しくなりましたが、しかしそれが恐いと言う南條さん。
結婚するはずだった人にいなくなられたらそりゃあ不安になるし、人を信じられなくなるんじゃないかと思いました。
だから、三代君が誰にでも仲良くできて、気さくに連絡を取ったりするところが、好きで嫌いなんだと思うのも分かる気がしました。
そして身動きとれない気持ちになってしまったんですね・・・。
そんな南條さんでしたが一応先輩の家からの帰り道には、ちゃんと話せるようになり、10年前の思い出話ができました。
この思い出話のおかげで三代君に勇気が出て、先にバスに乗った南條さんを三代君が走ってバスを追いかけて、そして彼女の降りたバス停までなんとか追いついて、そしてちゃんと気持ちを伝えることが出来て本当に良かったです。
10年前はお互いにシャイで素直になれなかったんだから、今ちゃんと気持ちを伝えることが出来て良かったと本当に思いました。
しかし彼らがうまくいったかと思ったら、これで最終話だなんて!!
まだまだ彼らの物語が続くと思っていたので、今回で最終回だなんてもったいないと思いました!
でも2人がうまくいってくれて、もちろん喜んでいるんですが。
南條さんが不安に負けないで一歩進めたこと、三代君がもう自分への逃げ道を作らずに自分の気持ちを話すことが出来た、ということが大事だったのかもしれませんね。
今回でこの「トゥルーラブ・ノット」は最終回となりましたが、式田奈央先生の次回作もぜひ読んでみたいです!
楽しみに待ってます!