あなたのことはそれほど、3巻 感想
※ネタバレ注意です※
浮気を知っても、まるでなにもなかったかのように受け入れる夫と、それを夫に知られても有島との関係をやめられない美都との話ですが、3人の気持ちがどう動くのか、注目の第3巻です!
有島君は、妻とかわいくてたまらない子供、亜胡といる今の家庭が壊れないように、美都との関係がばれないか、妻の勘のよさが怖くて内心ひやひやして過ごしていました。
美都は、有島君のためなら友人を失くしてもいいと思う位、ただただひたすら有島くんを求めています。
美都の気持ちが自分に向いてないと分かっていて、有島との関係をこのまま続けられないように、美都の夫、小熊さんこと涼太は有島君の妻に近づきました。
それが有島君から美都にメールで伝わり、そういう涼太の行動に対して美都は耐えられなくなり家出します。
もはや夫婦としての関係は完全に成り立たなくなっており、崩壊へと進みます・・・。
美都は、いなくなってもいいと思っていた友人、香子と会って話をします。
しかし小熊に先手をとられました。
香子に有島とどうなりたいの?未来のないものにすがってなにが楽しいのか聞かれます。
美都はどこかに行くあてもなく、家庭のある有島君に求められもしない、この逃げられない現実。
しかし、有島君にメールするしかありませんでした。
小熊の話を聞いて心配する香子の気持ちに甘えて、香子の家に泊まる逃げ場のない美都。
そんな時、途中までしか書いてないメールが有島君から送られてきます。
仕事が終わり香子の家に戻る美都ですが、また鍵のある無しで泊まっていいかどうか判断してと言っていたので、美都は鍵がある事を確認し、香子に感謝します。
その時に有島くんからメールです。
友人、香子の有り難さを振り切り、美都は一目散に走って有島くんの所へ。
やっと会えた2人・・・。
美都は、有島君に会えなかった分甘えるのでした。
香子は鍵があったので、美都が家に帰ってない事に気づきます。
美都の夫、涼太は香子の家にいる美都を迎えに行こうと思い香子に電話しますが、美都はもうそこにはいませんでした。
美都は有島君と二人きりになり、どうすればよかったか色々と話しますが、今のままの関係を続けられないという状況は変わらない、だけどどうしようもない気持ちは抑えられず、有島君と最後にしようと言い、最後の浮気をするのでした。
一方、夫の涼太は、美都が逃げた事に腹を立てて気持ちが爆発しワインをぶちまけていました。
有島君は今までわがままをいってこなかった妻に、美都との浮気の罪悪感から妻のわがままを聞こうとしています。
美都は、次の日仕事を休み、実家の飲み屋にいました。
涼太は美都が職場にいないとわかると、実家に現れます。
追いかけてくる夫に先が見えない美都は、占いしてみようかと提案して、次巻に続きます。