Melody(メロディ) 12 月号 花よりも花の如く、70話 感想
※ネタバレ注意です※
多くなったお弟子さんの稽古の時間などのこともあって、自宅を稽古場として使うことで、稽古の日を増やすことにした憲人。
お弟子さん達の発表会も近いので、しっかりと教えたいですもんね。
発表会を前に、連雀と自宅の2か所にお弟子さんを分ける中、お弟子さんの1人、杉浦さんが最近は実家に帰っていることを知ります。
清経を発表会ですることにしたことから、杉浦さんがもし離婚、ということになっていたらちょっと内容が被りすぎていて嫌味な感じになってしまいますもんね。
と、気にしている間に、さらに杉浦さんの様子がおかしいことに気づきます。
様子が、というより彼女からする匂いに異変を感じます。
なんと生ごみのにおいがする、という・・・。
そんなことってあるのでしょうか、なんかものすごい病気!?と思ったら、ご実家がなんとゴミ屋敷になっていました。
ゴミ屋敷に自分の知り合いが住んでいるなんて、ちょっとした恐怖ですね。
匂いが気になって憲人が杉浦さんの家に行ってみたのは、興味もあったかもしれませんが、彼女の何かしらのシグナルに気づいたのかもしれません。
旦那さんとも距離を置こうと考えている彼女が、ゴミ屋敷になってしまった実家を頑張って片付けようとしている間に、彼女の思考も停止していってしまうんじゃないかと心配になってしまいました。
ゴミ屋敷の中でお茶を出している絵は少しシュールというか、普通にお茶を出している時点で、杉浦さんにももう影響が出ているんじゃないかとも思ってしまいました。
しかし憲人の方も、簡単にゴミ屋敷を片付けるの手伝います、なんて言ってしまって、それはそれで大変なことになるんじゃないの!?
安請け合いしちゃダメだよ、憲人!
ゴミ屋敷にしてしまった当人、ちょっとボケが始まってしまった杉浦さんのお父さんがまだ今この話に出てきていない時点で、さらに不安に感じることもあり、この流れ自体がとっても心配です。
憲人の最後のモノローグでも、「捨てれば片付くものだと思っていたが、そんな単純なものではなかったのです」と言っているのがさらに不安をあおります。
時間を取られすぎちゃったりして稽古に影響が出るんじゃないかとか、憲人も匂いが原因で困るんじゃないかとか細かいところから、捨てたくないと言っている杉浦さんのお父さんの反対にあうんじゃないか、
など、心配な点を上げればきりがないような終わり方です。
次回もこの杉浦さん問題が続きそうですね、どう問題を解決していくのか、とても気になります!