Nemuki+(ネムキプラス) 2015年 11 月号 くにのまほろば、第8話 感想
※ネタバレ注意です※
今回は、とある東南アジアの村の、とあるホテルが舞台です。
そのホテルの中に、昔ホテルの設計者が祭ったというヤシロがあり、日本の神様が中にいらっしゃるというのです。
ただ、毎日の奉納物など大変な上に、最近いろいろ起きるから、と支配人から神様にお引き取りしてもらいヤシロを壊したいと相談される陸。
悲しいことですが、日本人が昔建てたホテルにわざわざ呼んだ神様が重荷になっているということですね。
ではそのヤシロを確認しよう、としましたが、今日は都合が悪いと急にホテル側が言い出して、明日また来ることになりました。
外に出てみると、ホテルの上には蛇のような大きい神様が見えますが、かなりお休みしてしまっていて、効果も弱いみたいです。
おかげで、そのヤシロの周りに誰かがいるような感じがするのです。
さて次の日。
陸がホテルの廊下で出会った谷口さんが、夜に寝ていたら誰かが体に乗ってきたり、こちらを見ている目がたくさんあったと支配人に詰め寄っています。
廊下の部屋の一室にいるハントゥ(おばけ)のせいだと言ってゆずりません。
陸がこの谷口さんがこのホテルに縁のある人だからと、支配人を説得して一緒にその部屋に入ります。
すると部屋の中にあったものは、件のヤシロと! なんとドリアンでした!
部屋いっぱいのドリアンを毎日のお供えものでした。
新鮮で匂いのしないドリアンをお供えするのが重荷なので、神様を引き取って欲しい、という相談だったんですね。
そりゃ重荷ですね・・・。
ドリアンでなくても神様へのお供え物は問題ないことと、逆にそのドリアンにハントゥが寄ってきたのだと、支配人に説明します。
しかし、急にハントゥ達が騒いでいたずらを始めたのでしょうか。
いままでは悪さはしていなかったみたいなのです。
その理由が、谷口さんと一緒にいた女性、の霊でした。
いつも一緒に歩いているように見えていた女性は、なんと谷口さんには見えておらず、もちろん奥さんではありませんでした。
このホテルを建てた谷口さんの曾お祖父さんだと勘違いして取り付いてしまった霊でした。
つまり、この女性の霊がホテルに入り込んだせいでハントゥ達が騒いでいたんですね。
霊が正体を現したかと思った時、目を覚ましたヤシロの主が、この霊をあずかるということになりました。
陸がホテルに来て、そしてヤシロの部屋にも入ったことで、神様が目を覚ましてくれたみたいです!
お供え物もドリアンじゃなくてよくなったので、そのままホテルにヤシロは残すことになりました。
今回は黒金も何も食べられず、残念でしたが、ヤシロが壊されずに平和に終わって本当に良かったですね。
次回はどんなお話になるでしょうか?
とても楽しみです!