Kiss(キス) 11 月号 東京タラレバ娘、14話 感想
※ネタバレ注意です※
仕事もうまくいかず、彼とも別れてしまった倫子さんは、原宿で人気のポップコーンをむさぼっていました。
弟子のマミちゃんは、倫子さんを励ましつつ、ドラマの撮影現場から連絡が来たら、フットワーク軽く現場に向かい、問題を解決!
どんどんドラマのスタッフたちの間で株を上げていきます。
これはもちろん、マミちゃんの元々の良さなんでしょうけど、彼女にいろいろ教えたのは実は倫子さんなんじゃないか、と思ったりもするわけで・・・。
というか、そうであってほしいと。
倫子さんの背中を見て育ったから、マミちゃんの動きも良いんだ、という流れになったらいいのに、と願ってしまいます。
いつまでも腐ってる倫子さんばかり見ているのは辛い・・・と思いつついると、KEY君が自分の事務所に来ている企画書の中から、ひとつ選んで倫子さんに持っていきます。
KEY君の独断で北伊豆のネットドラマ(お金には全然ならない!)の脚本を書くことに。
というか無理やり行く羽目に。
旅館もとられていきなり行くことに。
なぜ?この企画を選んだのか??
もうKEY君が何を考えているのか全く分からない! 鬼なの!?
しかしさて、実際に北伊豆のスタッフの方々はみんなおじいちゃんでしたが、スタッフ経験者さん達でした。
そして彼らの、ネットを使った地元のPR計画を聞いていて、自分の世界の狭さを自覚します。
自分の頭の古さに気づいて、田舎をバカにしていた自分のダメさ加減に気づいて。
でもそこで倫子さんがすごく真面目に仕事に向き合ったのが、本当によかった。
真面目な顔、すごくいい!
もう一度仕事にしがみつこうとする気持ち、そこに至った気持ちの過程、全部理解できる気がします。
マミちゃんとはレベルの違う仕事ですけど、一生懸命の北伊豆で頑張る倫子さん。
きっと昔は、こういう風に仕事に一生懸命だったはずなのに、どこに置いてきてしまったんでしょうね。
自分はこういう感じなの、と自分で決めていたんじゃないかと、そして居心地のいい場所から出るのも面倒になっちゃってたんだと思います。
そうなってしまう方が楽だから・・・。
もう一度仕事に面と向かっていく気持ちになれたことが、その方向に自分で舵を切れたことが、素晴らしい!
ここまでKEY君は想像していて、彼女にこの仕事をやらせようと思ったのでしょうか?
そうだったらすごいですよね。
こんな神様みたいな人が近くについていてくれるのが羨ましい。
というか、なぜ彼が彼女をこんなに見ていてくれるのか、気にしてくれるのか、やはり気になります。
さてそんな中、北伊豆のネットドラマのエキストラに、香と小雪の2人も参加です。
もちろんKEY君もです。
ひどいことを香と小雪に言いつつ、にこにこと笑っているKEY君。上機嫌です。
完全に自分の読みが当たったから嬉しいのか、倫子が仕事に真っ直ぐに向かったことが嬉しかったのか。
そして、倫子さんはとてもまじめに仕事をこなし、とても美味しい酒にありつきました。
ひさしぶりにちゃんと仕事をしたからか、それとも自分に正直に動いたからか、後悔しない行動をしたからか、今回はタラもレバも出てきませんでした。
願わくばずっと出てこないで、ベイビー、という倫子さん言葉がとてもいい感じです!
次回はどんな風に倫子さんが進んでいくのか、本当に楽しみです!