Melody(メロディ) 10 月号 かげきしょうじょ!!、4話 感想
※ネタバレ注意です※
姉のエストレーラより先に妊娠してしまった、妹ルア。
妊娠がわかってから笑わなくなっていたルアですが、アフォンソの勧めで父のモレノ卿に会いに行きます。
気が違ってしまっている父ですが、ルアを母と勘違いして声をかけてくれます。
その言葉に母への気持ちを感じて、会いに行ってよかったとルアは思えたようです。
一緒に行ったアフォンソは満足そうですね。
この国を手に入れる一歩を確実に進められたと思っているようですが、そう、うまくいくのでしょうか。
どちらかというと、ルアにもルアの気持ちがあることをアフォンソは分かっていない気がします。
今回はこれでルアの出番は終わってしまうので、少し気が晴れていればいいのですが、これが彼女の妊娠後のノーリアクションの改善に本当になるのか、問題の解決にはなっていないんじゃないの?と思ってしまいました。
さてそして、どうしようもなくなっている方の、エストレーラ。
アフォンソと関係が進むことを望んでいたのに、裏切られてしまったことも理解してしまった彼女はシドニオに八つ当たりしています。
でも、これでシドニオとうまくいくんじゃないか、なんて思ったところで、アルマダ卿が晩餐会を開くと言い出します。
アルマダ卿は、息子のシドニオじゃダメだから他の男を用意しよう、という考えですが、問題はそれをシドニオも知せずに、むしろ彼を外して晩餐会を開きます。
これが、エストレーラはシドニオに裏切られたと感じる事になりましたし、シドニオも彼女から失望されたと思ったのではないでしょうか。
本当はシドニオはエストレーラのことを考えているのに、それが伝わらなくて悲しくなってしまいます。
野心に燃えるアフォンソよりもシドニオだろう、なんて思いつつ、エストレーラも野心があるから、と思っていましたが、こんな結果になるなら、やっぱりシドニオを自分で選んで欲しかったです。
エストレーラの、シドニオにまで裏切られたと思ってお酒をあおった気持ちは、横に人がいたとしてもすごく孤独だったのではないでしょうか。
悲しすぎる!
そして、どうでもよくなってしまったエストレーラは、遅刻してきた旅芸人について、外に出ていくことにします。
というよりも、思い付きで動き出してしまいます。
王女の顔も知らない、口も悪い、こんな男の人と一緒に歩き出しちゃって大丈夫?
足が悪くて引きずっているから、何かあった時にも彼女も逃げられるし、または捕まえやすいかしら?
なんて考えちゃいますけど、その前に、本当に外に出ていけてしまうのでしょうか。
この先、この旅芸人がキーマンになっていくのか、シドニオは今後どうするのか、気になることばかりです。
次回を早く読みたいです!