Melody(メロディ) 10 月号 秘密 トップ・シークレット (可視光線)、1話 感想
※ネタバレ注意です※
今回から新しいシリーズが始まった「秘密」。
最初のオープニング部分は、誰の話なのか何なのか分からず、「?」という気持ちから始まりました。
とある女性が、連絡しておいたのに家族は駅前に迎えに来ず、そしてタイミング悪く誰も電話に出なかったために、寒さに負けて、女一人で夜は歩くな、と言われていた神社の境内を歩いてしまって、犯罪被害にあってしまった、というようなところから始まります。
これが何に関係するのか、と思っているうちに、いきなり話は41年後にとびます(作中では2066年です)。
銃を撃ってしまった男性、頭を打たれている女性、男性に銃を向けている薪・・・。
何がなんだかわからない!映画のオープニングのような状態です。
そう、ここまでがオープニングです!
さてここからまた3か月遡ったところから、やっとわかりやすく進み始めます。
青木が、赤外線カメラのように、可視光線以外も見ることが出来る、特異な目をもっていた元死刑囚、永江の処刑時のMRI画像を使用して発表をしています。
しかしこれを、桜木部長が怒って中断させようとします。
この人、オープニングで銃を撃ってしまった男性です。
薪が桜木さん!と言っていたから間違いない。
画像がグロテスクだったせいでしょうか、桜木は怒っていますが、薪がそれを制して発表は続けさせます。
さて話は変わりまして、オープニングで桜木に撃たれた女性が、自分の見合い相手が薪だと誤解しています。
彼女、由花里さんが薪をお見合い相手だと思ってしまったのは、自分で手配した探偵?か何かが、卒業年が同じで同じようなキャリアの薪と桜木を間違えてしまったこと、父親の前都知事はお見合いをする相手を誰だかちゃんと教えてくれなかったから、という不幸が重なったせいでした。
桜木と薪だったらそりゃ、全然違いますから、薪だと思ってお見合いに行って、桜木を見た由花里さんがショックだったのもよく分かります。
でも彼女はいろいろ考えて、結局桜木さんと一緒になる覚悟を決めたようでしたし、桜木の方も前都知事の娘と結婚ということよりも、彼女のことが本当に好きだったのではないでしょうか。
でも、ならばなんで3か月後に撃っちゃうことになるの??
偶然薪に会って、顔を赤くしたからといって、撃ち殺すほどじゃないでしょう??
いや、これが次回の伏線になるのかしら??
そして、永江のような特殊例が遺伝することを考えれば、なぜ追跡調査しないのかと薪から言われた青木が、永江の脳のMRI画像を再確認していて、被害届が出されていないもう一人の被害者がいたことを発見します。
この人、冒頭に出てきた女性なのです。
そうすると・・・、そして永江の特殊能力の話を見ていて狼狽えて怒った桜木のことを考えると・・・、
いろいろ総合すると?
桜木は実は、永江の子供なのではないか??ということになっちゃいますよね??
そして今回の最後、桜木が撃ってしまった由花里さんを抱えて、自分の頭に銃を構えているところに戻ります。
でもなんで薪も銃を構えてるの?
なんで桜木さん自殺しちゃったみたいな最後なの?
何かがあったことだけは分かるんですが、でもわからない!
まぁ新シリーズの始めですからね、分からない方が次が気になっていいのでしょうが!
次回が本当に気になります!!