臆病モノとおおかみちゃん 、1巻 感想
※ネタバレ注意です※
思わず表紙に釣られて買ってしまった作品です。
女子校に通う主人公と男子校に通うその彼氏の話で、主人公の女の子は耳年増で友人が彼氏としたHの話をきいては自分も早くHしたい!と歎いています。(でも友人には毎日Hしてるとか、嘘ついて見栄を張ってます。)
そして彼氏の螢くんはまさかのHどころか保健体育で習うような性の知識について全く知らず・・・。
自分の股間に異変が起きた!と友達に相談してあわてふためいたり、普通の高校生ならありえないほど何も知らないので、もちろん彼女がいてもHしたいどころかHって何?のレベルで、そんな彼氏に主人公は一人欲求不満でむしろ女の子の方がぐいぐい迫っていってます。
頭ではわかっていなくても体では反応してしまう螢くんが悩んだり、動揺してる姿に思わずきゅんとしてしまいました。
ただ、なぜか主人公がお嬢様学校という設定なのがよくわからず・・・。
お嬢様口調で性欲が強く、下ネタ連発してるのでなんとなくミスマッチな気がして笑ってしまいました。
そしていざそういう状況になると、螢くんの股間が怖いと泣きだし・・・今はそれを克服しようと頑張っているみたいです。
螢くんも螢くんで、なぜそこまで無知なのか?性欲がないの?と思うくらいでしたが、何でもずっと山奥で育ってきたことで性教育をまともに受けていないため何も知らないのだとか。
年頃の男の子がこの反応は大丈夫なのかと心配になるくらいです。
少し設定に無理はありますが、ぐいぐい迫っていく「おおかみ」な女の子と性に関して何も知らず怖がってばかりの「臆病もの」な男の子の絡みはとても可愛くて、たまに「おおかみ」になりかける螢くんに女性の読者はドキドキしちゃうんじゃないかと思います。
今後も続きが出たら買ってみようかと思います。