花とゆめ 17号 8/20 号 和菓子のアン、最終話 感想
※ネタバレ注意です※
立花早太郎が場を収めるために発した言葉に傷ついてしまった梅本杏子でしたが、店長の計らいで、とりあえず2人で話をすることになります。
気まずい空気が流れる中、早太郎に謝られすぐに解決したものの、木型職人の「型風」について聞くことになるのです。
そして、「型風」は、最年少の木型職人で、事故に遭い帰らぬ人となっていたことを知ったのでした。
今回は、最終回ではありますが、落ち込んだ杏子の誤解を早太郎が解く回、店長と木型職人「型風」の話といった感じでした。
杏子はこれからも悩んで、落ち込んで、また立て直してを繰り返すと思いますが、周囲の人たちに支えられてこの先もみつ屋で働き続けるんじゃないだろうかと思える最終回でした。
また、店長さんの言動を振り返り、その言葉にはこちらが思っている以上に深い想いがあったのだなと今回気づきました。
店長さんの想い人は木型職人の「型風」で、すでに亡くなった人、杏子にかけた言葉でその事実を知ってから読み返すとどんな想いでその言葉を言ったんだろうと思う言葉がたくさんありました。
あと、主だったストーリーとは別の話ですが、大泣きする早太郎がかわいすぎます!
スフレ屋さんで、杏子との話し合いの場です。
気まずい状態でいる杏子に謝りながら突然の大泣きです。
杏子ではなくても許してしまいます。
さんざん泣いて、次の瞬間にはその大泣きがなかったかのように「ところで今日つきあってもらったのにはもう一つ理由があるんだ」と切り出す早太郎に、本当はこっちが本題なんじゃないかと疑うほどでした。
でも、その後の話題である「型風」については深すぎる話ではありました。
店長にも、みんなも幸せになって欲しい、そんなお話です。