※ネタバレ注意です※
吟鳥子先生の新刊が発売されて、早速買ってきました!
正直ここまで長く戦争の話になるとは思っていなかったのですが、ドイツ軍収容所での恋物語という今までにない視点での話は面白いです。
やっぱり人間ですものどこでだって恋はありますよね。
第九は大好きな曲なので、まさかここが日本初演とは。ちょっとした雑学。
歴史を題材にしている漫画は歴史にもちょっと詳しくなれるのが良いところです。
秋さんが美しく育っていくところもさすが吟鳥子さんの美しいイラストで感動しましたが、愛とは人を狂わせるものなのか、秋さんがいなくなってしまうところは胸が締め付けられました、
と同時に、幽霊マイズナーさんの豹変振りには一瞬読む漫画を間違えたかと…(笑)
あおいちゃんのお父さんが本当は誰だったのか、とっても気になります。
「お父さん」という存在はマイズナーさんだったのでしょうが、やっぱりそこは気になるじゃあないですか…
あの時代にハーフ、というのは日本人としてはきっととても生きにくかったことでしょう。
ドイツ人なら日本にいるのも多少は大丈夫だったかもしれないけど外見では判断できなかったでしょう。
無事に夢(?)から醒めて、現実のアキのところに戻ったときは安心しましたが、その後のマイズナーさんの最期には泣きました…
戦争というのはどうしても悲しいものです。
そうしてやっと、現実に戻ってアンがドレスにキャーキャー言ってるのを見て、本当に平和っていいなあ…と思いました。
裁縫のみならず染め物までやってのけるとはさすがアンです。
そして着こなしもまた素晴らしい。
マイズナーさんの名前に反応するアキに、そろそろアキの過去も少しずつ明らかになるか…!と思いきや、そこへまさかの現代あおいちゃんの登場!
想像通りの女傑ぶりに、早くも続刊への期待が隠せません。