THE少女漫画が好きな人にはすごくおすすめの作品です。
ジャルバラ王国の第三王子のカルム王子と、とにかく一生懸命で何事にも全力な女の子ミーシェの恋愛が描かれているのですが、とにかく主人公と王子のキャラクターがすごく良いです!
カルム王子は女の子なら誰しも憧れるのではないか?と思う程優しく、甘い、ルックスも最高の王子様。ユーモアはもちろん兼ね備えているし、真剣なシーンと柔らかいシーンのギャップも抜群です。
主人公であるミーシェは、人のために一生懸命に動いて、いつも全力で働く、ちょっと自由奔放な部分もありますが、明るく元気な、誰もが好きになっちゃうような女の子です。
しかし、ミーシェには隣国の奴隷という過去があり、身分で言えばカルム王子とは雲泥の差です。
ただ、この設定もの漫画のキュンを引き出すポイントだと思っています。
ひょんなことからカルム王子の側妻になったミーシェですが、カルム王子の側妻は30人もいます。
その中から、王子の正妻になる為、王子の寵愛を受ける為に、側妻たちは自分を磨きながら生活をしています。
そんな大勢の側妻の中から、ミーシェはどんどん王子の特別な存在となっていきます。それが、女子にとってはたまらないポイントなんです。
身分違いの自分を見つけ出してくれて、傍に置いてくれて、優しくしてくれて、大勢の中から特別を与えてくれるなんて、最高にキュンキュンします。
身分や容姿などではなく、ミーシェ自身の魅力に惹かれているという点も最高なんです!
自分に置き換えて考えて、一般人の私にももしかしたらこんな王子様との出会って、愛してもらえるなんてことがあるのかしら?なんて、うっかり妄想の世界に入ってしまいそうになることもしばしばです。
ミーシェはその正義感と行動力によって、敵につかまってしまったり、ピンチに立たされることが多くあるのですが、その時に見せるカルム王子の表情がたまらないのも、この漫画の見どころだと思います。
女の子を必死に守る男性ほど魅力的な姿は無いと思っているのですが、この作品ではその描き方が抜群で、とにかくカルム王子がカッコいいんです!
文武両道、ルックス抜群男子が好きな人はたまらないはずです!
そんな完璧すぎるカルム王子ですが、ミーシェにだけ見せる弱さや脆さというものもあり、母性本能もしっかりとくすぐってきます。
冒頭でも書きましたが、THE少女漫画が好きな人にはたまらないと思います。
しかし、カルム王子とミーシェを取り巻く環境は、順風満帆、幸せいっぱいという訳にはいきません。
カルム王子はジャルバラ王国の第三王子なので、王座に就くための争いがあったり、ミーシェには正妻に就くための争いが付きまといます。
その他にも隣国との関係や、政治的な争いなど、さまざまな問題があります。
そこには、ミーシェの過去なども大きなネックとなってくるのですが、その辺りを今後どうやって二人が乗り越えていくのかも見どころだと思います。
現在発刊されている単行本では、二人の関係はまだまだ発展途上といったところです。
今後はどのように二人の関係が深まっていくのか、問題をどう乗り越えていくのかを見守っていきたいですね。
カルム王子とミーシェの二人を中心に描かれていますが、周りを固めるサブキャラクター達も個性豊かで魅力的です。
個人的には、カルム王子の兄弟たちのキャラの濃さが堪りません。スマートで美しいな長男、ちょっとおバカだけど憎めない次男、可愛いくて純粋だけど腹黒い四男と、個性豊かです。
自分の好みの王子を見つけて楽しむというのもいいかもせれません。
その他のキャラクターも、面白いキャラが多いので、そのあたりも楽しめるポイントです。
今後も、そんな個性豊かなキャラクターたちと共に、カルム王子とミーシェの物語を見守り、キュンキュンさせてもらいたいと思います。