Kiss(キス) 10 月号 七つ屋志のぶの宝石匣、23話 感想
※ネタバレ注意です※
今回は、老舗 呉服店「つる川」の世代交代と、その家に密かに受け継がれている家宝「豊穣の石」のお話!
現実にもニュースになっていたような お家騒動か!?!と思いながら読んでいましたが、結果的に そうはならずに、関係者 皆が納得安心の世代交代劇となっていて ホっとしました!!!
まず 今回の主役である「つる川」の専務である鶴川松実さんが、家宝の話を聞いた後に「自分もパワーストーンが欲しい!」と考えた流れが、とても彼女らしいと思います。
後の方で 顕ちゃんも言っていましたが、彼女は 自分がやりたいことを やる為に頑張る人であって、家宝とかには興味が ない人なんですね。
家宝の力を借りるよりも、自分自身に合ったパワーストーンを探すために、オカルト少女の力を借りたい、という彼女の考えは すごくカッコイイと感じました。
30万円 出すからオカルト少女を貸してくれ と言われて、貸してしまう百合江さんには笑ってしまいましたが!
しかし このパワーストーン探し中に、志のぶの「力」が なくなってしまったことにはビックリしてしまいました。
何が理由で 石の気が見えなくなってしまったのかは分かりませんが、その力を取り戻すことが出来たのは、顕ちゃんの「おまえはおまえ」という言葉のおかげだと思います!
力がなくても 顕ちゃんが自分を認めてくれている、と志のぶが感じたことで、力が戻ってきたと考えると、やはり前回 落ち込んだり、自信がなくなったりしたことが 影響していたのでしょうか?
結果的に、つる川は 松実さんではなく その弟さんが社長になって、お店を継ぐことになりましたが、これで上手くいったことには驚きました!
お姉さんが 父親と大ゲンカした後に 店を継ぐことになるのかと思ったのですが、弟が継ぐことで会社も家族関係も上手くいく、という方向に進むとは、完全に予想が外れてしまいました~。
しかし 確かに、お姉さんは 着物の新しい方向性を試していきたいワケで、社長になりたいと思っていたわけではないんですよね、一番 正しい道だったと思います。
自分のやりたいことを するためには社長にならないといけない、と全員が思っていたと思いますが、顕ちゃんが 冷静に、お店にとっても 松実さんにとっても、もちろん弟の幸雄さんにとっても 良い方法を提案できたことが、「つる川」に関わる人たちの幸せに繋がったんだと思います。
そして オマケ的に、顕ちゃんも「つる川」の家宝、豊穣の石を見ることができて良かったですね!
凄い大きさのインペリアルトパーズだったので、こういうものが本当の家宝なんだろうな、と思いました。
今回も読み応えのある、面白いストーリーでしたね!!!
みんなが幸せな結果で良かったです。
次回は、志のぶの どんな活躍が見られるのでしょうか?とても楽しみです!