七つ屋志のぶの宝石匣、6巻 感想
※ネタバレ注意です※
天才 宝石鑑定士の主人公・志のぶの、宝石と質屋の物語ですが、志のぶの能力を目的に パワフルな超能力を持つ客が現れ、何故か 志のぶの能力が消えてしまいました。
志のぶは 顕定の事が好きで、能力が消えて 顕定の役に立てなくなった・・・と落ち込む姿が可愛いです。
顕定が、実家から祖父の家に預けられるシーンも衝撃的でした。
顕定が当時5歳の時に預けられたので、そんな小さい時にショックな事があったら さぞ大変だったろうと思うと切ないです・・・。
それ以外にも、志のぶが実家の質屋を手伝うために 高校を卒業したら大学には進学しないでおこう、と思うのですが、質屋に訪れる漫画家の母親の原稿を 質屋に持ち込む息子や 息子のパチンコ代のために自分の持ち物を質屋にいれる母親など、ダメ親子が連続してくるのを見て、うちの親子は まだしっかりしている方かも、と思いなおしたところに 憧れの教授がいる大学の存在を知り、大学進学を決める 志のぶの進路騒動エピソード、顕定と鷹臣ファン必見の 2人の出会いエピソードまで、全四話が収録されていました。
顕定の幼少期のエピソードは、本当に切なくて 涙が出ます。
顕定の 少しクールな態度は その頃の影響だったのか・・・と思い納得しました。
顕定は、かっこよくて 感じが良くて 質屋としての能力も高くて トキメキました!
志のぶの、高校生ながら しっかりと仕事をしていて、自分の店の事も考えている姿には素直に すごいなと思います。
顕定へ恋をしている姿は、可愛すぎてキュンキュンしました!
顕定と鷹臣の仲の良さを見て、妙な妄想をする志のぶは 天然が入ってて面白すぎます。
次々と訪れる ちょっとキャラの濃いお客様と、そのお客様が巻き起こす かなり変わったエピソードが、とても面白く ぐいぐい引き込まれて、あっという間に読めました。
普段は あまり見られないような華やかな宝石が見られて うっとりします。
緻密な取材で書かれているので、内容が濃くて 質屋の知識も増えて良かったです!