なのに、千輝くんが甘すぎる。、1巻 感想
※ネタバレ注意です※
高校生の如月真綾は、人生初の告白で 玉砕してしまいます。
しかも、その告白をSNSに投稿されていました。
「ストーカーかよ!マジキモイっ」と ひどい言葉が並ぶのを見て、失恋の痛手は さらに大きいものとなりました・・・。
そんな彼女の失恋を偶然 聞いてしまったのは、同じ図書委員のイケメン、千輝くん。
千輝くんは 失恋から早く立ち直れる様に「自分に片思いすれば?」と提案してきます。
今まで ほとんど接点のなかった真綾と千輝くんは「片思いごっこ」を始める事になりました。
真綾は 片思いごっことして、千輝くんを学校内で探したり、後ろから見つめたりと楽しい日々を過ごしていましたが、ある日 千輝くんを追いかけて乗った電車で、真綾を振った 別の高校の男子に会ってしまいます。
嫌そうな顔をする男子を前に 立ちすくんでしまった真綾を助けてくれたのは、千輝くんでした。
真綾は次第に 千輝くんに惹かれていきますが、学校一のイケメンと自分では釣り合わない・・・と気持ちをセーブしてしまいます。
それなのに千輝くんは 常に真綾に優しく、思わせぶりな態度ばかりとってくるので、真綾も 自分の気持を抑えられなくなっていくのです。
― ― ― ― ―
主人公の真綾は 特に美人というわけではないみたいで、そんな自分に劣等感を抱いていますが、感情が豊かで 好感が持てます!
かたや、主人公が 後に好きになる千輝くんは、イケメンだけど 女子に塩対応という設定なのですが、主人公の真綾に対しては とても優しいのです。
真綾にだけは違う態度を見せてくれるって、ものすごくポイント高いですよね!
特に この作者さんの描く男の子は、ものすごく格好良いです。
真綾は 千輝くんを知って、徐々に好きになっていった という感じですが、千輝くんは 最初の方から真綾を好きなの?と思わせる描写が多く、そのシーンが とてもキュンキュンしました。
作品中で千輝くんは 片思いしたことはない、と言っているのに 真綾には思わせぶりな態度だから、読んでいて 事実はどうなの?と気になって仕方ありません!
そのあたりは 次の巻で分かってくると思いますが、千輝くんの甘い態度に ときめいて、1巻を何度 読み直したか分かりません!!!