Kiss(キス) 12 月号 ながたんと青と ―いちかの料理帖―、1話 感想
※ネタバレ注意です※
今回から連載が始まった磯谷友紀先生の新連載!
戦争が終わって6年経った 京都の町を舞台にした物語になるようですね。
まず 主人公の桑乃木いち日(くわのきいちか)が、とても可愛い!!!
でも34歳。この時代だと もうかなりの歳ということになってしまうんでしょうか。
彼女は ホテルでシェフとして働いている ということが分かりましたが、この時代で女性がシェフというのは、珍しかったのではないでしょうか。
いち日の実家が 料亭ということが、この経歴に関係するのかな、とも思いました。
高行さんという旦那さんは 戦争で死んでしまった・・・ということのようですが、回想シーンでは 顔が描かれていなかったので、彼の表情を見ることはできませんでしたが、逆に いち日の表情は よく分かって、言葉にはできなくても 大好きだったのではないでしょうか。
彼と一緒に料亭を守るつもりだったのに、兵隊さんにとられて、そして亡くなってしまったというのは、多い話ではあるのかもしれませんが、やはり切ないと思いました・・・。
さて、この いち日が仕事終わりに実家に帰ってきて、家の手伝いをしているシーンでは、料理長の戸川さんから 軽く無視をされているところが、やはり料亭側との確執みたいなものがあるのかな・・・、と心配になりました。
そして、ここで登場していた料理人の慎太郎が、いち日の妹である ふた葉と駆け落ち!
ふた葉が 大阪の山口家との政略結婚のために、覚悟を決めて臨んだ お見合いの席で、お見合いをする予定だった 山口家の次男はドタキャンして来ず、なんと代わりに来たのは19歳の三男、周。
思ったことを そのまま言ってしまう性格の男性なのかもしれませんが、これは まだ19歳だから ということもあるのかもしれないと思います。
どんなに正論でも、状況を見て 話す内容を調整できないところは、彼は まだ大人になっていないということなんだろうな・・・と考えていたら、まさか ふた葉が駆け落ちしてしまったせいで、いち日の方が結婚するかもしれない、という展開になってしまい――――
政略結婚だからといっても、さすがに この年の差は大丈夫なのでしょうか。
また、いち日の心の中には まだ高行さんがいると思うので、こんな結婚話を進めてしまっていいのでしょうか・・・。
さらには、この結婚を進めるという事は いち日が この料亭を継ぐということになりますよね。
そうなると 戸川さんとの関係など、お店の方でも心配なことが いっぱいですし、今のホテルの仕事は どうなるのか、気になるところが たくさん出てきました。
次回が どんな展開になるのか、とても楽しみです!