Kiss(キス) 8 月号 夜明け前のうた、7話 感想
※ネタバレ注意です※
今回は ついに渚の病気の事を千帆が知ることになり、羽鳥に連絡を取ったことから、一気にストーリーが動いた回でしたね!
羽鳥は 渚の両親から拒絶されている状況でしたし、しかし その中で隙間を縫うように千帆が渚の病室に訪れてしまい、とうとう病気の事が知られてしまい――――
羽鳥が頑張って隠していても、いつか こういう時が来てしまうだろうとは思っていましたが、今回は いろんな人の悲しい気持ちが いくつも重なっていて、読んでいて辛い気持ちになりました・・・。
千帆が渚の病気の事を知って、そして体が辛くても渚が羽鳥の事を気遣っている、ということを知らせてくれて、しかし それがこの騒動の元になってしまったんだと思うと、とても切なくなってしまいました。
千帆も 渚が向かい合っている現実の厳しさを知ってしまったことで、何もできない自分の無力さを感じたからこそ 羽鳥に、渚を元気にしてあげて、と言ったんだろうとは思いましたが、この言葉は すごく重かったと思います。
渚の両親が 羽鳥に不信感を持って近づけたくない気持ちも よく分かりましたし、それでも羽鳥は 渚に何かしてあげたいという気持ちがあって、それが爆発したような回になっていましたね。
もう死が目の前に迫ってきている中、ふたりが やっと再会できて、渚の流した涙に つられて泣いてしまいました。
羽鳥が「キミの願い 絶対叶えるから」と言ってくれて、それだけでも彼女は とても嬉しいだろうし、心の支えになるのではないでしょうか。
しかし 一方で、これは先生と生徒の恋というようなものではなく、人と人との気持ちの繋がりなのに、周りが誤解している気もして、周りが また二人の邪魔をすることになるのではないか・・・と心配になりました。
両親が脅している声も大きくて、これで羽鳥は学校に居られなくなってしまうんじゃないかと思いましたが、しかし それを羽鳥が後悔するとも思えなくて、彼が渚の為に何をこの先にするのか、とても気になります。
渚が亡くなる前に、羽鳥は どんな行動を起こしていくのでしょうか。
次回が早く読みたいです!!!