Cocohana(ココハナ) 7 月号 思い出のとき修理します、17話 感想
※ネタバレ注意です※
今回は 2話完結の後編で、解決編となりましたが、郁実さんの問題が解決し、明里が秀司と一緒に歩ける未来がほしいと思えることができて良かったです。
家族の事で悩んでばかりじゃ辛いだけですから、ふたりで しっかり話してほしいと思いました。
さて まず今回は、郁実さんが 明里から秀司を奪おうとしていたわけではなく、むしろ明里に対しては八つ当たりしていただけだったことが分かりましたね。
それなのに明里が 郁実さんの話を親身に話を聞けたのは、別れた彼の、家族への考え方が明里の考えるものと似ていたからなのではないでしょうか。
郁実さんたちが お互いに「もっと早く わかっていれば」と思っていたことに明里が気付いたシーンでは、それが自分にも当てはまることにも気づいた というシーンに感じました。
確かに家族の事って とても繊細で、自分が思っている家族観が、恋人とも一緒か どうか、それは話してみないと分からないことだと思います。
しかし それだけを恋人同士で話すことって、あまり ないかもしれませんね。
だからこそ、郁実さんの彼氏も言えずにいたのだし、明里も言えずに もがいているのだと思いました。
過去を後悔して泣く郁実さんの姿を見て、明里が 自分が伝えなければならない事と人について、心を決めた顔をしているシーンも とても印象的でした。
さて今回は、「逆に回る時計」や「過去からのメール」が「鍵」でしたが、郁実さんが「逆に回る時計」に固執していたのは、彼との思い出の中にある、ひとつのパズルのピースで、お守りの様な存在だったんだろうと思いました。
ですので、ちゃんと秀司が 逆に回る時計を作ってくれて良かったです!
また、郁実さんの彼氏からのメールが、本当はオンタイムで来ているという秀司の考えは とても意外でしたが、確かに それならば納得できました。
過去からのメールだという形にして、あの時に戻って謝りたい、という気持ちを表しているのではあれば、彼の方も忘れていなかったんだと信じることが出来ると思います。
今回の最後のページでは、明里が秀司に自分の気持ちを伝えていて、安心できる最後でした。
次回は 明里の家族について、とうとう秀司に伝えていくことが出来るのでしょうか。
今後の展開にも大きく関係があるのだと思うので、続きが とても楽しみです!