デザート 6月号 おはよう、いばら姫、第25話 感想
※ネタバレ注意です※
恋を自覚した志津は、そのまま みんなと別れの時を迎えてしまったのですね >_<。
何も返事が書かれていないノートが切ないです・・・。
しのぶさん・みれいさん・ハルさん・カナトくん、みんなに会いたくて、自らの意思で眠り続ける志津は、本当に眠り姫になってしまったかのようでした。
外に出て、みんなと巡った場所を捜していても、それは目覚めているとは言えないですよね・・・、眠るために移動してるようなものなんですから。
志津の心はコップいっぱいになり、それは素晴らしいことのはずですが、しかし寂しい志津の気持ちは当然だと思います ;_;
(皆がいなくなってしまうなら、心なんていらない、お願い、一人にしないで)
ずっと傍にいてくれた人たちが一度にいなくなってしまったのですから、そう考えてしまうことだって仕方がない気もしました・・・。
あまりにも思い出が多すぎますよね、なのに別れは突然で・・・ >_<。
だけど、志津には哲がいるのだから、みんなは安心して志津に別れを告げたと思います。
「朝、目が覚めた時 おはようと笑いかけてくれる人がいる、それだけで人って生きていけるものよ」
この言葉は、みれいさん自身も眠り続けている身だから、気づいたことなのかもしれませんね。
そして そのことを哲に教える みれいさんは、哲は気づいていなくても、ステキなお母さんだなぁと感じます ^_^。
みんなと過ごした離れで眠り、隣にいる哲が「・・・おはよう」と言ってくれた時、志津は ようやく目覚めたのですよね、現実を受け止めることができたのですよね。
涙が止まらない志津を見ていると、本当に胸が痛みました・・・。
「っでも・・・!信じられなくて・・・ 怖くて、嫌で・・・っ、見ない、ふり・・・ っしてたんです・・・! そんな、自分の臆病で・・・私・・・!! ありがとうも・・・っ さよならも言えなかった・・・ァ・・・!!」
後悔という感情によって悲しみの中にいる志津ですが、哲が目覚めを待っていてくれたから志津は生きていける、哲だって心が ちぎれそうな気持ちは同じだから一緒に乗り越えていける、哲が一緒だから志津は一人じゃない・・・、本当に泣けてきます!!!
志津には心配してくれるお母さんも、千尋も、桜ちゃんもいて、心の中には ずっと皆だっているのですよね。
しのぶさんから志津への手紙、そして見つけた皆からのメッセージ――――
優しさに溢れていて、涙がこぼれました ^_^。
だけど志津と哲は笑っているのですよね、2人とも悲しみを乗り越え強くなっています!
感動的な展開で今回が終わり、次号の最終回では どのような2人の成長を見せてもらえるのか、とても楽しみです!!!