Kiss(キス) 3 月号 パーフェクトワールド、26話 感想
※ネタバレ注意です※
今回は是枝君が つぐみの家に来たり、また鮎川の家では長沢さんが仕事に復帰しようかという話をしていたりと、4人が各々の生活に戻っていると思いました。
しかし、鮎川と つぐみがまた会ったという事が、少しずつ影響を出し始めているようにも感じますね。
まず つぐみと是枝君ですが、つぐみの家に顔を見せに来た是枝君の緊張は、きっと想像以上だったと思います。そりゃ手が汗で びしょびしょにもなりますよね。
しかし、ここで是枝君が つぐみのお母さんにも歓迎されたことが、彼が つぐみとの将来を考えていっていいんだ、と判断することに繋がったわけで、そうなると つぐみが鮎川と圭吾さんの家の件で再会したことを言わなかったことは、後々響いて来るのでは、と心配になりました。
そして案の定、長沢さんと偶然 再会して、長沢さんから二人が会っていたという事を知ってしまうのですよね・・・。
長沢さんと鮎川は、そんな話があっても大丈夫そうですが、是枝の方は不安になるのではないでしょうか。
長沢さんが どんなに、鮎川と つぐみがお互いに幸せにできるのは自分じゃない、もう二人は戻ることはない、と言っても、それでも心配になるのではないでしょうか。
さて一方で つぐみのお母さんが、つぐみの「普通」の幸せを願って、是枝君と付き合っていることを心から喜んでいてくれていることに、切ないような気持ちにもなりました。
足を怪我していた時に、鮎川との恋愛を反対されて実家を飛び出していった つぐみの背中は、きっとお母さんの心に深く傷として残っていたでしょうし、もちろん松本に呼び戻す時にも、つぐみの仕事を奪うことに繋がると考えたら葛藤があっただろうし、きっと後悔していただろうと思います。
そんな中で、こんなに素敵で優しい彼氏を連れて来てくれたら、安心して涙ぐんでしまう気持ちも よく分かると思いました。
しかし一方で、つぐみが持った小さなひっかかりも分かるような気がしました。
鮎川との恋愛を否定したくないと言う気持ちは、どこかに まだあるんだと思います。
そして圭吾さんから新しい家のインテリア、つまり鮎川と組んで仕事をしてほしいと言われて、つぐみは悩むことになりましたね。
その上で、終わったはずの恋のしこりが まだ残っている、この仕事をすることで同じチームとして仕事をする中で新しい関係性を作れれば、彼との恋を完全に終わらせることができるのでは、と考えたことで、この仕事をしたい という結論を出したようですね。
彼女が自分の未来に対して、前向きにそういう結論を出したのであれば、それは いいことだと思のですが、しかし それで是枝君たちは どう思うのか、また心配です。
今後この仕事をすることで、どういう関係に変わっていくのでしょうか、とても気になります。
次回を早く読みたいです!