Kiss(キス) 2 月号 七つ屋志のぶの宝石匣、15話 感想
※ネタバレ注意です※
今回はダメでチャラい千田君という男性と、彼の持っていた宝石のインクルージョン(内包物)をからめたお話でした。
この千田君が痛い目にあってちょっとスッキリもしましたが、しかし憎めないやつだな、なんて思いながら楽しく読ませてもらいました!
さてこのチャラい千田君は、遊びなどにお金を使いすぎで、お金が必要になる度に時計やアクセサリーを倉田屋で質に入れに来ていまして、今回はついでに、二股かけている女の子達のことを、志のぶに相談したのでした。
高校生の志のぶにそんなこと相談するなよ!その前に質屋の常連だなんて!と、これだけでもダメな男だな!と思ったのですが、しかしチャラいせいで なんだか呆れてしまうような、笑ってしまうような男なんです、千田君は。
そんな千田君にあきれた志のぶが、2つの指輪(インクルージョンのせいで価値が違う)を見せて、どちらを選ぶかでその人の価値観を見る、という占いのようなことをやったのですが、これで千田君は二人の彼女を比べることにしたようです。
インクルージョンのせいで、宝石の価値が上がったり下がったりする一方で、そのインクルージョンが宝石に味を出す、というのは面白いなと思いました。
確かに中に何も入っていないキレイな宝石も素敵ですが、インクルージョンのある宝石は他にない「味」を持っているということになって、愛着を持てるような気がしますよね。
さて一方の千田君ですが。
二股している彼女達に2つの指輪をそれぞれ見せて、本命を決めようしていたところに、三股目だった女の子(実はちょっと前まで三股していたんです!)の乱入で、結果的に全員の女の子に振られてしまいました。
本来は頭が良くて行動力もあって、しかもそれをすぐさま仕事に生かしていくこともできる男なのに、借金まみれのチャラ男になってしまっているのは、とても残念ですね。もう少し使い方をうまくすればいいのに!
それでも一応、仕事の方では成功できたみたいですし、ただでは転ばないな、と笑ってしまいました。
今後は借金を早く片付けて、彼女は一人だけで上手くやっていけるといいですね!
今回は顕ちゃんの出番はほとんどなくて、また顕ちゃんの探す赤い石の事もほぼ出てきませんでした。
ただ、志のぶが顕ちゃんに少し興味を持ち始めているようで、期待感がふくらみましたね。
今後の展開が楽しみです!