Cheese!(チーズ) 1月号 水神の生贄、22話 感想
※ネタバレ注意です※
私と共にあればいい、痛みも、苦しみも、恐怖もない、神の中に
これってそのままの意味だったのですね。
女子高生になっているアサヒ、友達のスバル、先生の月彦、そして大好きな両親、元の世界で普通の日常を送ることは、アサヒが何よりも願っていることだと思います。
しかもここにはスバルも月彦もいて、とても幸せですものね。
アサヒを眠らせ、水神がアサヒの望む幸せを夢として見せていたのだと思いますが、そこに水神がいないのは、水神の力によってでしょうか?
水神は、自分のせいでアサヒを傷つけていると後悔してるとこもあるのかな・・・?と思いました >_<。
だから自分がいない夢を見せているのかな・・・と。
少なくとも、(おまえが湖に沈められた時、初めからこうしてやればよかったのだ)と思っている水神からは、何よりも先にアサヒの幸せを優先しようという、優しさがありますよね。
アサヒの「おはよう」や「おやすみ」を聞けないことを、とても退屈と感じているのに、というか淋しいと感じているのでしょうに、それでも幸せな夢の中にアサヒをいさせようとしているのだなぁ・・・。
でもアサヒは幸せなはずの夢の中で違和感を覚え、目を覚まして・・・、ここは自ら水神の元へ帰ったと解釈してもいいのでしょうか?
水神も、どちらがよかったのだろうと迷いが生じていましたから、アサヒが伸ばした手を取り、抱きしめていることに喜びを感じている・・・!と思います。
だってめちゃめちゃ愛おしそうにアサヒを抱きしめてますもんね!?!^_^。
幸せな夢を見ていたアサヒだけど、(だから悲しい、空しい)と感じるのは分かる気がしました・・・。
生きることは大変なことだと、そう分かっているのに、再び眠ることは全てから逃げて目を背けることと一緒だなぁ・・・と。
それは本当に幸せなのかな?と思ってしまいます。
アサヒがいないのはイヤなのに、「・・・もう一度・・・・・・眠るか?」と尋ねた水神の切ない顔にグッときました・・・。
そして「おはよう」と言ったアサヒに「おはよう」と返した水神からは、やっぱり水神にとってアサヒは、とても大事な存在になっているのだということが分かる気がします。
複雑な気持ちなんだろうなぁと思いました。
眠っていれば、痛みも苦しみも恐怖もないのにという思いと、日の始まりと終わりを告げるアサヒの声を聞き続けていたいから、眠らないと言ってくれて嬉しい思いと・・・。
だとしたら、その感情はすごく人間らしいですよね。ままならないのが、人の感情ですもん。
てっきり、怒りが爆発した水神が大暴れするのかと思っていたので、今回の優しい水神にはびっくりしました!
とはいえ、次回でもアサヒを守るための行動を起こすのですね!?!それって何でしょう??気になります!!!