この音とまれ!、12巻 感想
※ネタバレ注意です※
全国大会の神奈川予選が始まりました。
14校が出場しますが、全国に行けるのは1校のみです。
時瀬高校のみんなは人の多さに緊張しながらも、自分たちが全国に行くんだと燃えています。
もうここだけで青春の匂いがすごいです!
読んでいるこっちが緊張と興奮に包まれました!
そして姫坂女学院の演奏が始まりますが、その前に円陣を組みます。
神奈川の王者は私達だ!と自らを鼓舞して円陣を組むところは鳥肌が立ちました。
三年しかない高校生活の中ですべてを出し切って上に行く!という強い気持ち、高校生にしかない空気感が伝わってきました。
順番に高校が演奏していきますが、どの高校も似たり寄ったりな演奏で取材の若い女性が退屈を訴えます。
そして出てきたのが姫坂女学院です。
退屈していた取材の女性も、同じ高校生が弾いているとは思えないと驚きます。
ここでの演奏の描写は音が聞こえてきそうな素晴らしい描写でした。
もっとも凄みがあったのが、一糸乱れぬ演奏の部分ではないでしょうか。
揃えるのがとても難しいフレーズを、ありえないほどの練習量でピタッと合わせる姫坂女学院。
そのコマでは鳥肌が立ち、涙が出ました・・・!
姫坂女学院は圧倒的な演奏を終えます。
そして、全くまとまりのない弱小高校が演奏をしました。
いい加減に弾くわ、間違えるわ、止ってしまうわと悲惨な演奏ですが、なんとか持ちこたえて最後まで弾ききります。
ここで取材の男性が「練習した人間が必ず本番で力を出せるとは限らない でも 練習していない人間がいきなり本番で上手く弾けることだけは絶対にない」と言うのです。
このセリフのために3人組は出たのかなと思い、間違いない言葉だなとも思いました。
そしてもうすぐ時瀬高校の出番がやってきます。
ここで、さとわが昌に手作りのお守りを渡しました。
そして愛が自分のお守りにさとわの名前を書きます。
ここはキュンキュンしまくりでしたし、照れるさとわがとても可愛かったです!